2023年1月11日

大島紬について@鴻巣店

大島紬について@鴻巣店

皆さんこんにちは。

いせや鴻巣店の三村と申します。

2023年(令和5年)、本日は「鏡開き」の日ですね。

皆さん、年末年始はどう過ごされましたか?

新年の神様が宿るといわれている「鏡餅」を食べることは、日本の伝統と文化の中でも大切なことですね。

昔は年末に、杵と臼でついて、家族全員で餅を作りお正月を迎えられていましたが、皆さんはどうですか?

私はスーパーで鏡餅の形になっているものを買って、毎年おしるこにするか、お雑煮にして食べるか悩み、結局両方食べております。

さて今回は、日本の伝統・文化である、大島紬についてご紹介させていただきます。

着物のことを詳しく知らなくても、一度は耳にしたことがあると思います。

また、以前ご紹介させていただきました、日本三大紬のひとつでもあります。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

日本三大紬についてのブログはこちらから

大島紬の歴史

大島紬は、鹿児島南方にある、奄美郡島で、古くから織られていました。(諸説あります。)

正倉院宝物にも記載されている、「南方の赤褐色の着物」とされています。

1300年前には、既に奄美で織られていたそうです。

初めの頃は「手紬糸」を用いて地機で織られ、島民の普段着でした。

1720年頃には、薩摩藩の上納品となり、「紬着用禁止令」が出され、高級織物となりました。

 

大島紬の産地

現在、大島紬の産地は奄美大島と鹿児島市周辺と宮崎県都城市で生産されています。

産地によって、証紙(ラベル)が決まっております。

証紙とは、織口(はし)の検査商標のことです。

奄美大島で織られたものは、地球印のマークが入っております。

鹿児島市周辺で織られたものは、日本の国旗のマークが入っております。

宮崎県都城市で織られたものは、鶴のマークが入っております。

 

大島紬の種類

大島紬の種類は、大きく分けて約6種類あります。

泥大島・泥藍大島・草木染大島・色大島・白大島・夏大島がございます。

昔ながらの泥大島は一般的ですが、夏の時期も着れる夏大島も最近人気があります!

泥大島は車輪梅(テーチギ)を使って、さらに大島の土地の鉄分が反応して深い色になるんですよ!

ちなみに私は、この中では今では基調となった白大島が好きです!

大島紬の特徴

絹100%であり、先染め手織り、平織りであります。

締機(しめばた)で手作業により、縦と横絣の加工をしたものです。

経糸絣を作る時、縦・横の糸に含まれる絣糸の本数を[マルキ]という単位で表されています。

7マルキは普段着としており、14マルキを本マルキともいいます。

大島紬はカジュアルですが、現在では織りと染めの融合された、訪問着(染大島)があります。

カジュアルなパーティーでも、幅広くお召し頂けるんですよ!

大島紬の工程

大島紬の工程には36もの工程があります。

それぞれの工程を専門の職人が担当している、分業制です。

反物を織る前に、経糸をくくって織る作業があります。

大島紬の伝統的な銘柄の「龍郷柄」や「秋名バラ」などがあります。

その土地にあるいろいろなものが柄に反映されています。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

このブログを読んで何かご質問などございましたら、お気軽にお問い合わせくださいね。

 

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