2023年4月1日
いせやでレンタルできる黒留袖をご紹介!柄に意味はある?
こんにちは。いせや深谷本店のとまです。4月は新しい生活をスタートする方が多い時期ですよね。いせやも新入社員を迎えて新たな活気に満ちています。
さて、暖かくなり結婚式をされる方が増え、着物レンタルをお考えの方が増えてきました。本日はその中でも黒留袖について、そしていせやレンタルの黒留袖の紹介もさせて頂きます。
黒留袖とは・・・
地色が黒、上半身は柄がなく裾まわりだけに柄が入り背中・両胸・両後袖計5つの家紋が付いています。
最も格式が高く慶事の第一礼装で既婚女性親族が着用します。新郎新婦の親族の方が着用されているのを見たことがある方が多いと思います。
黒留袖の柄
黒留袖は何度も着る機会があるわけではないので、一年中どんな季節にも着用できるよう配慮された柄が多いです。おめでたい柄には意味があり不老長寿を意味する鶴亀・鳳凰・松竹梅・牡丹・菊・熨斗(のし)や、夫婦円満を意味する相生の松・貝桶などがあります。
自分の好みの柄を選んで頂いて問題ありませんが、意味を知ると着物を選ぶのもまた一段と楽しくなりますよ。
レンタル黒留袖の紹介と柄について
さて本日は実際にいせやでレンタルできる黒留袖を紹介していきますね。
黒留袖No.108100001
菊・松竹梅のお柄が入った黒留袖です。落ち着いた色味で年配者の方にもお勧めのお柄付けです。
平安時代から菊文様は邪気を払う長寿の象徴として親しまれてきたお柄です。菊のお花は秋から冬にかけて咲くお花ですが着物の柄としてデザイン化された模様は季節関係なく一年中着用することができます。
松竹梅は3点セットで描かれていることが多いですね。
松は季節関係なく葉を茂らせており、寒い季節に雪が降っても青々としていることから、いつも栄えている縁起の良いものの象徴とされてきました。竹もまた寒さに負けず天に向かって真っ直ぐに伸び、変わらない姿を保っていることから、松と同じようにどんな状況でも美しさを守るものの例とされてきました。梅もまた、寒い季節に美しい花を咲かせることから忍耐や力強さを表わすとされてきました。
私のイメージでは菊や松竹梅は古典の着物の象徴で、落ち着きもあり年代関係なく着用でき、高級な着物という印象です。ですので黒留袖にはぴったりのお柄ですね。
黒留袖レンタルNo.108100010
牡丹や梅の柄が入った黒留袖です。牡丹が入ると華やかな印象になりますね。
牡丹は振袖にも用いられていることが多い柄で、若向きなのではと感じる方もいらっしゃるかと思いますが、牡丹の柄も使用した黒留袖も多いですよ。
美しくきらびやかな見た目の印象から『富貴』や『幸せ』を意味する花として親しまれています。牡丹は花としての美しさから古くから「百花の王」と呼ばれいます。
黒留袖は上半身に柄がありませんので、結婚式に合わせ華やかに着こなしたい方にお勧めです。
こちらのレンタルのお着物には牡丹に合わせて梅のお花もさりげなく入っていますので、華やかさと合わせて力強さも感じ、結婚式にぴったりのお着物ですよ。
如何でしたでしょうか。本日はいせやレンタルの2枚の黒留袖の紹介をさせて頂きました。
店頭に黒留袖を見に来られる方の接客に入らせて頂くと、最初は柄だけ確認して、少し華やかすぎると避けられる柄もありますが着用してみると、上半身に柄がない分華やかなほうが良いかも!という意見も多数ございます。ぜひ華やか過ぎると避けずに柄がお好みでしたら華やかなものも試着してみて下さいね。着物は試着してみないとわかりませんよ。
また次回も当店でレンタルできる黒留袖を柄の意味と共にご紹介しますのでお楽しみに。
※全店舗分のレンタルをご紹介させて頂いているためご希望のお着物がご来店店舗にない場合がございます
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