2023年4月10日

藍染め体験に行ってきました。@鴻巣店

藍染め体験に行ってきました。@鴻巣店

みなさんこんにちは。

いせや鴻巣店の三村と申します。

 

今年のはじめに、いせやグループスタッフで、埼玉県の八潮市にある「蛙印染色工芸」さんに行ってきました。

藍染の伝統や、染め方など詳しく教えて頂きました。

蛙印染色工芸さんは、全て手作業で昔ながらの伝統を守り、化学染料を使用せずこだわっていらっしゃいました。

私も実際初めて、白いハンカチを染めさせて頂きました。

今回は、藍染めについて私の感想も含めてご紹介させて頂きたいと思います。

 

 

藍について

藍は、中国より朝鮮半島を経て、日本に渡ってきました。

秋に穂状の赤い小花をつける一年生植物です。

そして「インジコチン」という色素を持つ染料のことです。

昔のことわざで、「青は藍より出でて藍より青し」とも使われていますね。

 

以前、サッカーワールドカップが開催した時、日本代表の選手が着たユニホームも「ジャパンブルー」藍色でした。

この「ジャパンブルー」は、世界で一番綺麗な藍色と言われています。

藍の種類は世界中にありますが、いせや呉服店深谷仲町本店のある埼玉県深谷市も藍が有名なんですよ。

利根川を使用する「武州藍」といいます。

 

また2024年に新一万円札になる、渋沢栄一もかつて少年時代に実家の主業であった、藍の染料原料の売買を手伝っていたそうです。

また、藍は中国では古くから大青葉(たいせいよう)という名で知られ、さまざまな病気に使用された薬草でした。

日本では昔から、解熱・解毒・食あたりなど効果があり、漢方として利用されていました。

その為、蜂や蚊に刺された時には、藍染めされた布で摩ると痛みや痒みがとれるといわれています。

そして箪笥の中に藍染めのお着物が入っていると、防虫効果があると考えられていました。

 

 

藍汁の作り方

①灰汁(あく)

楢(なら)や樫(かし)の硬い木を燃やした灰に熱湯を入れてかき混ぜ、一晩寝かせた上澄みだけを取った汁のことです。

江戸時代には殺菌作用がある為、石鹸として使用し、手や食器を洗っていました。

実際に飲む事もでき、肌もツルツルになるそうですよ!

 

②蒅(すくも)

天然の藍に①の灰汁を使って、水と空気で100日間発酵と熟成させます。

その後、乾燥させて葉と茎を分別して、葉のみを粉酔した物の事です。

真夏に葉を狩り切って、何度も空気を入れて発酵を促進したそうです。

50~60度にもなる葉の上に、藍屋(藍職人)は湿度がわからない為、裸足になって作業をされていたようです。

 

③蒅に石灰(漆喰 しっくい)と日本酒・ふま粉(小麦の皮を粉にした物)を糖分(栄養分)として入れ、発酵を促進させます。

藍に合う日本酒は、甘口だそうですよ。

ふすま粉は、「ブラン」と呼ばれ、ダイエット食品として知っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

 

反物を藍染めする

白生地の反物(約12メートル)を板の上にのせて、和紙を重ねて柿渋で加工した型(約45センチ)を、反物の上にのせて防染糊を均一に塗布します。

糊を置いた所だけが防染されるので、色が染まりません。

反物12メートルを型紙がズレないように,何回もくり返しのせていくのと、糊を均一にのせることは職人さんの神技です。

糊伏せをした反物をじっくり自然乾燥させます。

工房の天井には、たくさんの反物が並んでいました。

次に藍汁をつけて乾燥させます。

そして反物を板からはずして、藍瓶の中に入れ、乾燥させます。

この作業は何度も繰り返します。

最後に清水でよく糊を落とし、乾燥させます。

蓋は全て自然の物を使用している為、洗った水は川にそのまま流すことができるそうです。

 

 

ハンカチ藍染め体験

まず、白いハンカチをゴムや割箸を使い、折りたたんだりねじったりして、染まらない部分を作ります。

折り紙をしているようで、幼少期に戻ったような気分でした。

 

次に藍瓶の中の藍汁にゆっくり浸けます。

液の中でハンカチを振らずに、布に藍が入り込むようにするのがコツです!

藍汁はほんのり温かい温度でした。

 

次に空気に触れさせます。

輪ゴムや割箸をしたまま、藍汁につけた布を少し広げて空気を入れるようにしました。

この工程を3回くり返します。

1回目より2回目と、だんだん色が混い青になりました。

 

最後に輪ゴムや割箸を取り、全て広げて水で不純物を洗い落とします。

ハンカチを広げる時は、どんな柄になっているのかちょっとドキドキでした。

染まっていない部分はクリームがかっていましたが、水で流うと、なんと鮮やかな青と白になり、このコントラストと幾何学模様が綺麗でした。

 

今でも『天然灰汁発酵』にこだわり、藍の良さを一人でも多くの方に知って頂きたいとおっしゃられていました。

いせや呉服店でも、この大切な日本のすばらしい技術を皆様にお届けできたらと日々思っております。

 

いかがでしたでしょうか。

藍染に興味を持って頂けましたら、ぜひ一度いせや鴻巣店に遊びにいらして下さい。

スタッフ一同お待ちしております。

 

いせや鴻巣店では、前結び着付教室を、毎週金曜日・日曜日・月曜日午前コース・午後コースと計6回開催しております。
まずは、ご見学からのご参加も可能です。

ぜひ着付を覚えて、ご一緒にきもの旅行に行きませんか?

 

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