2023年5月6日
博多織について 鴻巣店
こんにちは。
いせや鴻巣店店長の大野と申します。
5月に入り、お出かけのしやすい気候になりましたね。
GWはどこかにお出かけをしましたか?
いせや呉服店では先日、長野県小諸市にきもの旅行に行って参りました。
綺麗な風景と、美味しいお食事を楽しんで参りました。
前結び教室に参加して頂いている方々と、お着物のお話や趣味のお話などが出来て、私もとても楽しかったです。
ぜひ着付に興味のある方は、いせや呉服店の前結び教室に参加してみませんか?
そして着物旅行にもぜひご参加ください!
お問い合わせお待ちしております。
さて今回は、博多織の帯についてご紹介させて頂きます。
着物旅行にも最適な帯です。
博多織とは?
博多織とは、名前の通り福岡市博多特産の織物です。
最近では福岡市の周辺に産地が分散しているそうです。
鎌倉時代に中国に渡った博多の商人が織物技術を持ち帰ったのが始まりとされています。
また、江戸時代に筑前藩主黒田長政が、毎年徳川将軍家に献上されたことから、伝統的な博多織は「献上博多」とも呼ばれています。
そして明治時代になると、ジャガー織(自動織機)が導入されます。
それ以降は華やかな色糸を使って複雑な模様を織り出す「紋博多」も盛んになりました。
たしかに伝統的な帯よりも、華やか色や柄を使った、ある意味博多織っぽくない帯が最近は人気が高いです。
ちなみに博多織は経済大臣指定伝統的工芸品にも指定されているそうです。
博多織の特徴は?
博多織といえば、まずは帯!
堅くてしなやかなので締め崩れもせずキュッと心地よい絹鳴りの音が響くため、愛好家の多い織物です。
昔は博多織といえば、名古屋帯のイメージが強かったのですが、今は袋帯もたくさん織られています。
細帯の高級品としても人気があります。
また、男物の角帯でいいものが欲しいと思う方には絶対に博多織がおすすめです。
私の上司に聞いたところ、どんなに高い帯でも、博多織の角帯の方が締めやすくて着崩れもしにくい、と言っていました。
そして伝統的な博多織は、先染めの糸を使います。
細い経糸(たていと)を密にし太い緯糸(よこいと)を強く打ち込むので細い横畝があります。
その模様は西陣織とは逆に経糸で織り出し、「独鈷(とっこ)」と「花皿」の連続模様が特徴です。
独鈷とは密教で用いられる両端がとがった杵型の仏具です。
花皿とは仏の供養で花をまくとき使う皿です。
2つとも特徴的な柄なのでこの柄が入っている帯を見ればすぐに博多帯と分かります。
献上博多の高級品は今でも手織りで織られており、太い絹糸を強く打ち込むのでとても力のいる仕事です。
実際に帯を触ってみると、生地に厚み・張りがあり、「一度締めたら緩まない!」ということを直ぐに感じられます。
その為、着付を習い始めたばかりの初心者の方にもおすすめです。
また、季節を問わず1年中締めることが出来るんです!
もちろん紗献上と呼ばれる夏物の帯もあるので、より季節感を問いたい方は夏物もおすすめです。
しかも価格もリーズナブルなものが多いです。
さらに博多帯は全通なのでどこの柄を出してもOKです!
着付教室の最初の頃は出したい柄を出すことが難しいのですが、博多帯ならこの問題も解消できます。
そんないいことしかない博多帯ですが、いせや呉服店の在庫でいい色柄の帯を豊富に取り揃えております。
また、価格もかなりリーズナブル!
全国で一倍安い!と言っても過言ではありません。
この機会に博多織の帯をご覧ください。
まずは是非!触ってみてください!
すぐに好きになりますよ。
【こちらのブログもおすすめです】
いせや鴻巣店では、前結び着付教室を、毎週金曜日・日曜日・月曜日に午前コース・午後コースと計6回開催しております。
まずは、ご見学からのご参加も可能です。
ぜひ着付を覚えて、ご一緒にきもの旅行に行きませんか?
着物が自分で着られないけれど、こちらを見て着物にご興味が湧きました方は、是非この機会に無料体験レッスンにお申し込み下さい。
少人数制での開催となっております。
初心者方でも一から丁寧に、且つ分かりやすくお教えさせて頂きます。
✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼
いせやグループは埼玉県深谷市・鴻巣市・東松山市・熊谷市・上里町・本庄市・川越市に店舗がある老舗呉服店です。
晴れの日の着物からカジュアル着物まで、呉服全般を取り扱っているほか、着物のお手入れのご相談なども承っております。