2023年9月24日
着物の紋って何?全部につけなきゃいけないの? 川越店
こんにちは。FURISODE BASE いせや川越店 酒井です。
気候の穏やかな秋は結婚式のベストシーズンですね。この秋結婚式を挙げられるカップルも多いのではないでしょうか。
結婚式や披露宴に新郎新婦のお母さまが着用される留袖には紋が入っています。紋って家紋の事なのですが、きものには紋が入っているものと入っていないものがあります。
今日はきものに入っている紋についてお話しさせていただきます。
紋を入れる着物は、黒留袖・色留袖・喪服といったフォーマルのお着物です。
それでは詳しくご説明させて頂きます。
きものレンタルのご相談ご予約ははお気軽にこちらまで
紋の入っている着物は
きもの全てに紋が入っているわけではありません。
紋を入れて着用するのは、黒留袖や色留袖、喪服などの礼装用のきものが中心です。
その他にも礼装用として着装する際の訪問着や附下、色無地の着物には紋を入れて仕立てをする場合と、紋を入れないで仕立てする時があります。普段着として着用いただく、紬には紋を入れません。
ただ、同じ普段着でも小紋については、柄や着ていく場所によって、紋の入った小紋で出かける場合が有ります。
例えば江戸小紋と呼ばれる、小紋の中でも鮫柄や通し柄といった格の高いと言われる柄には背中に一つ紋を入れてお茶席などに着用されます。
そもそも紋って何?
最初に家紋の事ですと書かせていただきましたが、ご自分の家紋ってご存じですか?
家紋は先祖代々から家系を表すマーク(紋章)として使われています。
苗字が同じでも家系や出身地によって家紋は違いますし、逆に苗字は違うけど家紋は同じ、なんてことがあります。
戦国武将の旗や兜に家紋が入っているのを時代劇などでご覧になった方も多いと思います。
今でも旧家の屋根瓦やお墓に家紋が入っているのをご覧になっている方がいらっしゃると思います。
実は私は正確には自分の家紋を知りません。
実家の瓦に家紋は入ってませんし、お墓にも有りません。
私の結婚式に母親が着てくれた留袖には紋が入っていたので確認したのですが、通紋(つうもん・とおしもん)と言って誰でも使える便利な紋が有ります。
家紋が分からなくても通紋を使えば大丈夫です。
レンタルの留袖には五三の桐が多く使われています。
紋はきものにいくつ入れるの?
五つ紋 留袖や喪服には五つ紋を必ず入れます。背中・両袖・両胸の5か所に染め紋で入れます。
三つ紋 色留袖や色無地に背中・両袖の3か所に入れます。染め紋で入れる事が多いのですが、刺繍の縫い紋で入れる事もあります。
一つ紋 小紋や色無地・訪問着などに背中に1か所。染め紋や刺繍の縫い紋で入れます。
きものに紋を入れる時は
紋の入った着物を着る時は正式な場所(結婚式・授賞式・告別式等)に出席される時です。黒留袖・色留袖・喪服には紋を入れます。
お茶を習われている方は小紋や色無地に紋を入れられる方が多いです。結婚式に出席される場合でも訪問着に紋が入っなくても大丈夫です。
訪問着はご旅行や観劇など普段の装いとして着る機会も多く、紋を入れずに仕立てられる方がほとんどです。
きものに紋を入れるか迷われた方は仕立てる際にご相談ください。
既に仕立てあがっている着物にも紋は入れられます、TPOに合わせてご説明させていただきます。
紋入れやきものクリーニング
レンタル着物のご相談もお受けしております。
FURISODE BASE いせや川越店までお気軽にお問合せください。
埼玉県深谷市が本店の「いせや呉服店」グループは2023年創業148周年を迎えることができました。
「FURISODE BASE いせや川越店」はグループ13店舗目の振袖メインのお店として2022年8月20日にオープン。
川越の成人式・二十歳のつどい会場 ウェスタ川越の向かいに店舗がございます。
振袖をはじめ全てのきもののお手入れ、クリーニングもお受けしてます。
振袖はもちろん訪問着や留袖のレンタルもお受けしております。
更にグループでも川越店だけの「あこや真珠」やダイヤモンドジュエリーも
ご用意しております。
お着物に関するご相談は営業日なら毎日お受けしております。
ホームページ又はお電話にてお気軽にご連絡お待ちしております。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼
いせやグループは埼玉県深谷市・鴻巣市・東松山市・熊谷市・上里町・本庄市・川越市に店舗がある老舗呉服店です。
晴れの日の着物からカジュアル着物まで、呉服全般を取り扱っているほか、着物のお手入れのご相談なども承っております。