2023年10月5日
黒留袖の格の高い柄ってどんなの? 深谷本店
こんにちは(*^-^*)いせや深谷本店の山下です。
10月に入り今年も残り3ヶ月ですね。今年も計画的に年末に向けて大掃除を進めていきたいと思います。
さて10月11月は結婚式が多くなる時期で、ご家族、ご親戚さんの結婚式に参列されるお客様も多いのではないでしょうか?
当店では黒留袖・色留袖・訪問着・モーニングコートのレンタルも行っております。
いせやの着物レンタルについてはこちら♪
今回は黒留袖の格の高い柄についてお話をさせて頂きます。
格の高い柄は鶴や亀、孔雀、松竹梅や菊、鳳凰などの縁起の良い吉祥文様です。
なぜこういった柄が格が高いと言われているのか、詳しくご説明させて頂きます。
黒留袖の柄
黒留袖は何度も着る機会があるわけではないので、一年中どんな季節にも着用できるよう配慮された柄が多いです。おめでたい柄には意味があり不老長寿を意味する鶴亀・鳳凰・松竹梅・牡丹・菊・熨斗(のし)や、夫婦円満を意味する相生の松・貝桶などがあります。
自分の好みの柄を選んで頂いて問題ありませんが、意味を知ると着物を選ぶのもまた一段と楽しくなりますよ。
鶴や亀柄の意味
鶴は千年、亀は万年と言われているように、末永く安寧にいられますようにという願いが込められています。 また子孫繁栄として葡萄、瓜、唐子、兎たくさんの実がなる植物や、たくさんの子どもが生まれる動物が子孫繁栄を象徴しています。
鳳凰柄の意味
鳳凰の周りを囲う菱形は子孫繁栄、無病息災を願うといわれています。 菱文様が全盛となったのは、平安時代に公家装束の有識文様となってからで幾何学文様の代表としてさまざまなものに用いられてきました。
孔雀柄の意味
羽を広げた姿が華やかな孔雀(くじゃく)は「子孫繁栄」「邪気を払う」などの意味を持ちます。 これは、孔雀が毒蛇を食べても生きていけるほどの強い生命力を持つことが由来とされています。 羽を広げた孔雀が着物一面に描かれているものや、孔雀の羽のみが描かれているものなどがあります。
松竹梅柄の意味
平安時代に「歳寒三友」として中国から日本に広まり、江戸時代の中期ごろから松竹梅はめでたい文様として衣服や工芸品に使われていました。 逆境に負けずに節操を守ることから、現代の日本でも強さや生命力の象徴として、松竹梅が着物などの柄に広く使われています。
いかがでしたでしょうか?柄によって意味が異なってきますが、とても縁起の良い柄でおめでたいことがわかりましたね!
当店でレンタルされますと黒留袖は帯、訪問着は帯・帯〆・帯揚のコーディネートもご自身でできます。コーディネートがわからない方もスタッフがご提案しますのでご安心下さい。
最近では深谷本店限定ですが新郎新婦のお父様用のモーニングレンタルも始めましたので、ご一緒に黒留袖をレンタルされる方も増えております。
ネットレンタルも盛んなこの時代ですが、ネット予約ですと実物が見られなくて不安というお声も頂きます。実際に試着できたり、事前にコーディネートができるという店頭ならではのレンタルをぜひご活用してみて下さいね。
ご相談だけでも承っておりますのでご来店お待ちしております。
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いせやグループは埼玉県深谷市・鴻巣市・東松山市・熊谷市・上里町・本庄市・川越市に店舗がある老舗呉服店です。
晴れの日の着物からカジュアル着物まで、呉服全般を取り扱っているほか、着物のお手入れのご相談なども承っております。
いせや呉服店では「前結びの着付け教室」を開催しております。ぜひお気軽にお越しくださいませ。