2023年11月14日
着物にアクセサリーを合わせてもいいの?深谷本店
皆様こんにちは。いせや深谷本店の小林です。
立冬も過ぎ、日ごとに寒さが深まってまいりましたね。
紅葉も終わり、一気に冬らしさを感じられます。乾燥と寒さで風邪をひきやすい季節ですので、皆様体調には気を付けてお過ごしください。
今回はよくお客様からご質問頂く『着物にアクセサリーは合わせていいの?』についてお話させていただきます。
まずお着物にアクセサリーは合わせて“OK”です。
しかし、場所やシーンに合わせてお着物の雰囲気を壊さないように注意する必要があります。
いせや深谷本店では訪問着や留袖などの着物レンタルも行っております。
着物にアクセサリーを合わせていい理由
昔の普段着であった着物に、ピアスやイヤリング、ネックレスや指輪といった洋のものを合わせることはありませんでした。装飾品として身につけていたのは簪(かんざし)です。
その名残から、日本の伝統服である着物に洋物のアクセサリーをつけることに違和感を持つ方もいらっしゃいます。
ですが、現代では着物を普段着として身につけている方は少なく、冠婚葬祭や行事の祭など特別なハレの日に着るものとなりました。そのため、アクセサリーで華やかさをプラスしたいと考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。
このことから着物にアクセサリーを合わせる方が徐々に増えていきました。
和装ならではの美しさを壊してしまうものでなければ、アクセサリーを付けてお着物を楽しみましょう♪
どんなことに気を付けたらいい?
『ピアスやイヤリング』
ピアスやイヤリングは礼装では付けないことが無難です。つけたい場合にはワンポイントの小さいものを選びましょう。
特に結婚式に参加される際、パールのピアスやイヤリングなどは大丈夫ですが、揺れるタイプのものは「不安定」を意味する為、注意が必要です。
『指輪』
普段身に着けている結婚指輪や、シンプルな指輪はもちろんお着物を着る際にもつけて頂いて問題ありません。
しかし、大き目の飾りの指輪を付ける際には着物に引っかけて傷をつけないように注意しましょう。
『ネックレス』
着物は襟もとが開かないためネックレスを付ける必要はありません。
首元を華やかにしたい際は重ね衿や刺繍半衿を活用しましょう。
『腕時計やブレスレット』
腕時計は細身のシンプルなものであればつけても問題ありませんが、冠婚葬祭などでは「時間をきにする」メッセージになってしまうので、付けるシーンには注意が必要です。
着物を着る際、手首には何もつけない方が美しく見えるので、ブレスレット等も付ける必要はありません。
腕時計、ブレスレットともにつける際には着物の袖口を傷付けないように気を付けましょう。
アクセサリーは必要最低限で付けましょう
カジュアルなシーンではご自身のアクセサリーでお洒落を楽しんでいただいて問題ありませんが、お着物の雰囲気を壊さないように、あまり不必要なほど付けることはオススメしません。
冠婚葬祭の場ではアクセサリーはどうしてもつけたい場合のみ、必要最低限を身につけましょう。
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いせやグループは埼玉県深谷市・鴻巣市・東松山市・熊谷市・上里町・本庄市・川越市に店舗がある老舗呉服店です。
晴れの日の着物からカジュアル着物まで、呉服全般を取り扱っているほか、着物のお手入れのご相談なども承っております。
いせや呉服店では「前結びの着付け教室」を開催しております。ぜひお気軽にお越しくださいませ。