秋の色彩が美しい季節になりました。
男性の皆さまも秋のご旅行や、新しい年を
きもので迎えてみてはいかがでしょうか。
FURISODE BASE いせや川越店　酒井です

男物きものの種類

男のきもの紬
先染めされた糸で織られた紬は、日常着として全国各地に数多く
存在します。大島紬・結城紬・米沢紬・越後紬などが良く知られています。
着るほどに風合いが変化し、自分好みになじむ紬は普段着や初詣に
まさにおススメのきものです。

大島紬（鹿児島県・奄美地方中心）
鹿児島県奄美地方を中心に織られる大島紬は、
フランスのゴブラン織り、イランのペルシャ絨毯と並び
世界の三大織物に数えられ、結城紬と並ぶ高級な織物で
その歴史は１３００年に及ぶとも言われています。

結城紬（茨城県・結城市他）
２０１０年ユネスコの文化遺産として登録された結城紬は
茨城県結城市を中心に栃木県にまたがる鬼怒川沿いで織られています。
軽くて暖かく、着るほどに味わい豊になり、年代を問わずに着て頂ける
魅力ある着物です。

結城紬について詳しく知りたい方はこちらのブログをチェック

米沢紬（山形県・米沢市）
県特産の植物を使い草木染が中心の米沢紬は素朴な質感が特徴で周辺の
長井紬（長井市）白鷹紬（白鷹町）などと置賜紬とも呼ばれています。

男のきもの江戸小紋
染めの着物で男物と言えば、江戸小紋が粋におしゃれを楽しむ
男性に人気が有ります。無地に見えるほど細かな小紋柄で、
三役と呼ばれる「鮫」「行儀」「通し」に大小あられ(大小のドット柄）
万筋（細かな縦縞模様）を加え江戸小紋五役など文様が有ります。

江戸小紋「鮫」
サメ肌のような細かなドットを扇形に染め上げた文様

江戸小紋「行儀」
無地のように見える行儀柄の小紋は、極めて小さな点が
行儀よく並んでいます。染め上げるのにこれ以上ないくらいの
細かな作業で、熟練の職人さんによって継承されています。

江戸小紋「通し」
鮫・行儀と同じく型紙を細く小さな刀で一つ一つ整えながら
彫られています。

江戸小紋は単色・単調な文様でありながらも特別感を感じられる
お着物です。江戸時代より延々と引き継がれる文様を現代でも
お楽しみいただけます。
普段着としてはもちろん、背中に一つ縫い紋を入れる事で
格も高まり、着用の幅が広がります。

男のきものお召し
紬よりしっとりとしたコシがあり、格式あるの帯や袴と
合わせる事でセミフォーマルとしてもご着用いただけます。
強撚糸と言われる糸を先染めし織り上げられています。
お召しのきものは京都・西陣お召し、米沢・白鷹お召し、
新潟・塩沢お召しなどが有り、それぞれの産地に特徴があります。
着物好きな男性も色々楽しめると思います。
無地のお召しに背中に一つ縫い紋を入れ、袴を合わせて頂くと
フォーマルな着物として一段と格式が上がります。
単衣仕立てで着流しで街を歩けばいつもの風景が違って見えるかも。
汗のかきやすい季節、お召しはしわになりにくくおススメです。
お召しの生地感をぜひお楽しみください。

着用シーンは
カジュアル
↓　普段着（着流し）着物と帯
↓　日々の日常に着物を取り入れてみませんか
↓　紬・小紋・浴衣・洗えるきもの
セミフォーマル
↓　お出かけ着　着物と帯＋羽織
↓　観劇やお茶会・食事会、初詣
↓　紬・小紋・お召
フォーマル
　礼装着　着物と帯＋羽織＋袴
冠婚葬祭・慶事事・結婚式
お召し・紋付

黒紋付は冠婚葬祭全てのシーンに通用する正装として
五つ紋（背・両胸・両袖）を入れ袴を着装することで
男性の第一礼装となります。

いかがでしたでしょうかFURISODE BASE いせや川越店では
きもののお手入れクリーニングも毎日お受けしています
ご主人と一緒に奥様も着物でお出掛けには便利な着物レンタルを
ご用意しています。

川越地区でのきものに関するご相談はFURISODE BASEいせや川越店
お気軽にお問合せください。