2024年2月14日

着物を汚してしまった時の対処はどうしたらいい? 深谷本店

着物クリーニング

こんにちは(*^-^*)いせや深谷本店の横村です。
暖かい日になったり、寒くなったりと気温差が激しい日が続いていますので皆様体調には十分に気を付けてお過ごしくださいね!

最近暖かくなりお着物でお出掛けされる方やご結婚式に出席される方も多いのではないでしょうか?

お祝いの席では普段はなかなか着ないお着物を着用する特別な機会かもしれませんね。

今回はそんな席で着物を汚してしまったの対処法をお教えいたします。

お着物を汚してしまった時は絶対に汚れをこすったり叩いたりしてはいけません。
焦ってしまうかもしれませんが、焦らないことが大切です。

ちょっとした汚れだとしても、放置するとカビの発生源になったりと危険ですので着用後は日があかないうちに必ずクリーニングに出しましょう。

なぜ自分で無理に汚れを落としてはいけないかお話をさせて頂きます。

そんな時に絶対にしてはいけないのが、

・汚れた箇所を水に濡れたティッシュやハンカチなどでこすったり叩いてしまうことです。

洋服の場合はこのような処置ですぐに汚れが綺麗になることもありますよね。

”シミにならないか”と不安がよぎるとついやってしまいそうな行動ですが、着物の場合は取り返しのつかない事態になりかねません。

その理由が関係しているのは生地。
着物は正絹でできているのがほとんどです。

正絹は繊維がとても細かいため、汚れた箇所をこすったり叩いてしまうと汚れをどんどん繊維の中に押し込んでしまいます。
繊維に染み込んでしまった汚れは通常の汚れと比べてもとても落ちづらいんです。
ですので汚れは絶対にこすらないようにしましょう。

また生地をティッシュでこすってしまった場合、表面が毛羽立ってしまうという恐れもあります。

ちなみに汚れで一番多いのが食べこぼしです。
食べこぼしによる汚れの9割は着用時に一番よく目立つ”上前”の箇所に見られます。上前の汚れは帯で隠れたりごまかしのきく部分ではありませんので毛羽立ちも気になってしまうでしょう。
汚れをこすって落とそうとするのは逆効果ですので、注意しましょう!

帰宅後の注意

帰宅後に汚れの箇所を水で洗ってしまったという方も稀にいらっしゃいますが、これも絶対にしてはいけません。

”水を使えば落ちそう”と想像される方も多いかもしれませんね。
ですが水を使ってしまうとその部分が輪ジミのように残ってしまいますので修正が極めて困難になります。
汚れは気になってしまうと思いますができるだけ何もしないように心がけましょう。

そのままの状態でお持ち込みいただける方がクリーニングできちんと綺麗に対処できます。
当店ではきものクリーニング専門師が在籍しておりますので、1つ1つ点検してご説明をさせて頂きます。

汚れを無理やり落とすのは厳禁!

Q.一体その場ではどう対応するの?

A.汚してしまった時には割り切って、とにかく触らないことが肝心です。
また着用後はすぐ日が開かないうちにクリーニングにお持ち込みください。

前述したように、食事をこぼしてしまったら焦りますよね。
その時は無理に落とそうとせず表面上に残っている部分のみをやさしく取り除くようにしましょう。

この時はくれぐれもこすらないようにお気をつけくださいね。

そして着用後は汚してしまった時は出来るだけ日を開けない方が汚れも落ちやすいため、可能であれば翌日がベストです。
汚してしまった時の放置はとても危険ですので、ご都合のよろしい時にすぐお持ちこみくださいませ。

食べこぼしや汚れはしみ抜きをしましょう

お客様から「必ずシミ抜きをしないといけないの?」とお尋ねされることもあります。
汚れをそんなに気にしないという方もいらっしゃいますが、そのままにしてしまうことで悪影響も生じてしまうのです。

薄いシミ汚れは放置したまま保管をするとその汚れがカビを起こす原因にもなりかねません。

実は着物の1番の天敵がカビ。
一度カビが発生してしまうと完全に取り除くことが困難とされています。そのため、シミになっている箇所はシミ抜きをおすすめしておりますよ。
大切なお着物をなるべく綺麗な状態で永くご着用いただけますように、着物の着用後はいせやのクリーニングに是非お持ち込みください!
たとう紙に入れて収納

■丸洗い

表面状のちりやホコリを取り除き、軽い汚れを落とす着物クリーニングで最も基本的なコースとなります。
丸洗いにはプレス加工も含まれていますので着用時のシワも綺麗になって仕上がります。お返しの時には新しいたとう紙にお入れしてお渡しいたします。

一点当たり¥4,378(税込)

※一点あたりの料金となります
※シミ抜き等は別途料金が発生します

シミ抜き

気になる汚れを一つひとつ職人の手作業で落とす工程。

汚れをどこまで綺麗にするかはお客様ご自身のご希望もお伺いし、シミ抜きの範囲を決定していきます。

「この汚れも綺麗になるの?」と思われるお着物もまずは店頭にお持ち込みくださいませ。

 

※汚れは一箇所単位につき料金が発生いたします。

まとめ
・汚してしまった場合は、無理に叩いたりこすったりせずに表面の汚れのみを軽く落とす。
・使用後は早めにクリーニングに出す
この2つが大切になります。
是非覚えておいて下さいね。

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いせやグループは埼玉県深谷市・鴻巣市・東松山市・熊谷市・上里町・本庄市・川越市に店舗がある老舗呉服店です。

晴れの日の着物からカジュアル着物まで、呉服全般を取り扱っているほか、着物のお手入れのご相談なども承っております。

 

いせや呉服店では「前結びの着付け教室」を開催しております。ぜひお気軽にお越しくださいませ。

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