2024年3月8日

いせや鴻巣店にて石川県金沢の伝統工芸展を開催いたします!

いせや鴻巣店にて石川県金沢の伝統工芸展を開催いたします!

皆様こんにちは。

いせや鴻巣店店長の大野と申します。

 

あっという間に2024年も3月半ば、時の流れの速さに驚いております。

私の感覚では、つい最近2024年度の成人式を終えたばかりなのですが・・・

1日1日を無駄にしないよう、毎日を大切に過ごしたいものです。

 

さて今回は、3月15日(金)~3月18日(月)に、いせや鴻巣店にて開催する「石川県及び金沢の伝統工芸展」についてご紹介させて頂きます。

鴻巣店史上最大級のイベントでございます。

ご来店頂いて損のないイベントとなっております!

石川県金沢の伝統工芸展のご予約はこちらから

 

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石川県の着物

 

石川県金沢の伝統工芸展について

 

まず、石川県の代表的な着物といえば「本加賀友禅」です。

加賀友禅の起源は、加賀の国独特の染め技法である「梅染」にまで遡ります。

梅染はもともと無地染でしたが、江戸時代に入って絵画を染め技法で表現する「兼房染」や「色絵・色絵紋」の技法が確立され、無地染に模様が施されるようになりました。

これらの梅染・兼房染・色絵紋を総称して「御国染」といいます。

友禅染の祖宮崎友禅斎は傑出した画工であり、30代半ばから京都で染色に携わり、新しいデザインで革新的な模様染を発表し、友禅染の名で知られるようになりました。

その後加賀に移り住み、御国染の意匠の改革友禅棚の完成など輝かしい加賀友禅の基礎を打ち立てました。

 

次に加賀友禅の特徴と技法をお教えします。

糸目糊を使って防染するのは京友禅と全く同じですが、大きな違いはその図柄にあります。

ひとりの友禅師が描く緻密で写実的な草花模様が中心で、箔や刺繍といった京友禅にはかかせない技法はほぼ使いません。

見た目は自然な情緒があふれ、小さめのお花を描くことで非常に上品な装いとなります。

技法として代表的なものに「先ぼかし」と「虫喰い」があります。

先ぼかしとは、模様の端を濃く、中心を淡く染める、京友禅とは逆の技法です。

 

また、木の葉に小さな穴や墨色の点で描くことを、虫喰いといいます。

加賀五彩と呼ばれる、臙脂・藍・黄土・緑・紫(または墨)の五色を基調としていることも特徴です。

このような技法を用いて、模様の下絵から彩色までを一人で行いますので、非常に作家性の強いお着物です。

 

実際、着物には作った作家の落款が入り、それを見れば誰がつっくった着物なのかがわかります。

現在の作品の中には、伝統のにおいを残しつつ、大胆なデザインや華やかな色使いの個性的な着物も多くみられ、

実際に多くの加賀友禅がある場所でみるとそれがよくわかります。いせや鴻巣店でも多くの加賀友禅を見ることが出来ますので

楽しみにしていてください。

 

 

次に、「加賀繍(かがぬい)」です。

絹の反物に施された華麗で繊細な文様を「加賀繍」といいます。

しなやかな美しさを放つ加賀繍は、仏教の布教とともに打敷など仏具の加飾として京都より伝えられたのが始まりとされています。

その後金沢では、藩主の陣羽織をはじめ、奥方や姫君などの着物にも施されるようになり、加賀藩の庇護もあって「加賀繍」として発展をとげました。

着物の襟に付ける半襟に刺繍を入れたものがおしゃれとして大流行した百年ほど前からは、加賀繍の需要が一気に増え、戦後は外国人向けのハンカチ装飾として生産されていました。

 

実際に金沢市で加賀縫いを作っているところを見学しました。

金沢市駅からほど近い、見た目は普通の民家で、加賀縫いは行われていました。

押入れを開けると、そこには布団ではなく、多くの刺繍糸が収納されていました。

実際何が一番難しいのかと聞くと、左右対称の柄が一番難しいとのことでした。

一つでも間違えるとバランス悪い見た目になってしまい、商品にならないとのことでした。

また、作り終わった後にメーカーさんから、ここの刺繍糸はもっと濃い方がいいなどと言われ、やり直すこともあるそうです。

手作業でやる為、生産反数は少なく、お値段も固定されている印象です。

 

最後に「牛首紬」をご紹介します。

牛首紬とは、800年以上前から伝承されています。

ひとつの繭に2匹の蚕が入ったとても特殊な繭、「玉繭」から手挽きされた「玉糸」を緯糸に使用しています。

気品のある光沢を放ち、その着心地のよさから高い評価を受けています。

 

実際に工房を見学させていただきました。

金沢駅から小一時間ほど山に向かって車でいくと牛首紬の工房がございます。

中に入るとすぐに、玉繭を煮て、糸を引き出しておりました。

お湯の中に直接手をいれて行っており、熱くないのか質問したところ、熱いけど慣れました、ということでした。

熟練者の言葉の重みを感じます。

二頭の繭を使うので当然ながら糸が二本出て絡むので、高い技術を要します。

その際にできる節のある糸が牛首紬の魅力の一つとなっております。

ただし、牛首紬は見学すればするほど、生産反数が少ないことが分かります。

お目見えすること自体が幻になりそうな、そんな印象を持ちました。

 

以上石川県・金沢で作られている代表的な3つの商品をご紹介させて頂きました。

ぜひ実物をいせや鴻巣店に見に来てください!

 

石川県の着物

 

他にもコーナーがもりだくさん!

 

そして他にもバッグのメンテナンス相談会も行っております。

タンスに眠っているものや、裏地が傷んできてしまったものなど、特別価格でメンテナンスさせて頂きます。

思い入れのあるものだから大切に使いたい、そんなバッグをぜひお持ちください。

さらに高級本革バッグも種類豊富に展示しております。

 

いかがでしたでしょうか。

このブログを読んで興味も持って頂きましたら、お気軽にいせや鴻巣店にお問い合わせくださいませ。

ご来店お待ちしております。

 

✿ 店舗情報 ✿

いせや鴻巣店/埼玉県鴻巣市本町8-5-26
営業時間/10:00~18:30
電話番号/048-540-6888
定休日/火曜・水曜

 

いせや鴻巣店では、前結び着付教室を、毎週金曜日・日曜日・月曜日午前コース・午後コース計6回開催しております。

ご見学からのご参加も可能です。

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着物を自分で着られない方も、こちらを見てご興味が湧きましたら、是非この機会に無料体験レッスンにお申し込み下さい。

少人数制での開催となっております。

初心者方でも一から丁寧に、且つ分かりやすくお教えさせて頂きます。

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