2024年4月11日
着物を長期間保管するときのポイントは?鴻巣店
皆様こんにちは。
いせや鴻巣店店長の大野と申します。
2024年も4月半ばとなりましたね。
入学式・入社式などを終え、新生活が始まった方も多いのではないでしょうか。
新しい出会いが楽しみですね。
また毎年、いせや鴻巣店では卒業式や入学式にご参加される、お母様の訪問着のレンタルや、お持ち込みいただいた訪問着の着付をさせていただいております。
カジュアルな紬や小紋とは異なり、訪問着はフォーマルな着物ですから、着ると気持ちもしゃきっとします。
なかなか着る機会が少ないからこそ、長期間大切に保管したいですよね。
それでは着物の長期保管についてご紹介させて頂きます。
ぜひ参考にしてみて下さい。
先に結論から言うと・・・
・しばらく着る予定のない着物は必ずクリーニングに出す
・汗抜きもするとさらに安心!
・きものキーパーを使用
それでは詳しくご紹介させて頂きます。
しばらく着る予定のない着物は必ずクリーニングに出す
しばらく着る予定のない着物は、目立つ汚れがなくても必ずクリーニングに出しましょう。
着物には目に見える汚れ以外にも、細かく、目に見えない汚れがあり、それは時間が経ってからシミとして
浮き出てきます。
それを直すとなると金額も時間もかかります。
さらに厄介なのはカビです。
このカビがあると通常の丸洗いではできず、直すのに数万円かかることもあります。
クリーニングをすることで、カビの発生する可能性を低くすることができます。
着物は絹からできています。
絹は吸湿性にすぐれ保温性もあり、光沢感や手触りがよいことから最高級の生地とされています。
ただし、その分きちんとした管理をしないと、せっかくの着物も台無しになってしまいます。
折角のお着物ですから長期保管したいですよね!
ちなみに当店の丸洗いは、通常別料金である着物のしわ伸ばし(プレス加工)も含まれますので、シワが取れた綺麗な状態で
保管することが出来ますよ。
汗抜きもするとさらに安心
あまり汗をかかなかったとしても、長期保管する場合は丸洗いと一緒に汗抜きを行うことをおすすめいたします。
丸洗いは簡単にいうと着物専用のドライクリーニングなので軽い油汚れしか落とせません。
水性である汗は落ちません。
また、汗にはいろいろな成分が含まれています。
汚れと同様に、後から目立つシミ「黄変」となって浮き出てくる可能性もあります。
この「黄変」とは、着物の生地自体の変色で、絹特有のもので、なかなか落とすことが出来ません。
漂白脱色して新たに色掛けをしていく技法なので金額もかなり高くなります。
生地が薄かったり、絞りや紬は技法の観点から黄変抜きはできません。
なので長期保管には汗抜きはマストです!
汗がつきやすいところは、帯を結んでいる胴回りや脇などは汗をかきやすいので特に要注意です。
きものキーパーを使用
最後に丸洗いや汗抜きをして綺麗な状態になったら、きものキーパーに入れて保管しましょう。
折角クリーニングに出して綺麗になっても、保管状態次第では危険です。
着物は湿気に弱いですが、このきものキーパーに入れれば湿気・虫・カビから守ってくれますよ。
きものキーパーに関してはこちらのブログもご覧ください。
いかがでしたでしょうか。
このブログを読んで興味も持って頂きましたら、お気軽にいせや鴻巣店にお問い合わせくださいませ。
ご来店お待ちしております。
お着物の相談やクリーニングの相談はこちらから
✿ 店舗情報 ✿
いせや鴻巣店/埼玉県鴻巣市本町8-5-26
営業時間/10:00~18:30
電話番号/048-540-6888
定休日/火曜・水曜
いせや鴻巣店では、前結び着付教室を、毎週金曜日・日曜日・月曜日に午前コース・午後コースと計6回開催しております。
ご見学からのご参加も可能です。
ぜひ着付を覚えて、ご一緒にきもの旅行に行きませんか?
着物を自分で着られない方も、こちらを見てご興味が湧きましたら、是非この機会に無料体験レッスンにお申し込み下さい。
少人数制での開催となっております。
初心者方でも一から丁寧に、且つ分かりやすくお教えさせて頂きます。
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いせやグループは埼玉県深谷市・鴻巣市・東松山市・熊谷市・上里町・本庄市・川越市に店舗がある老舗呉服店です。
晴れの日の着物からカジュアル着物まで、呉服全般を取り扱っているほか、着物のお手入れのご相談なども承っております。