2024年5月13日

単衣と浴衣はどう違う?おすすめのコーディネートは

皆さまこんにちは◡̈ෆ

いつもブログをお読みいただきありがとうございます!

 

今回は、これからの季節に出番が増える「単衣(ひとえ)」の着物と、

日本の夏の風物詩の1つでもある「浴衣」の違いについてご紹介します。

 

 

 

 

 

 

「浴衣」は、夏のイベントでおしゃれ着として花火大会や夏祭りで着用したり、旅館に泊まる際に着たことがある方も多いと思います。

以前は藍地そして白地が一般的でしたが、最近ではカラーや柄、また帯のデザインも豊富になり、より個人の好みに合わせて選べるようになりました。

また、「浴衣レンタル」などで調べてみると、観光地などでも、浴衣を着て散策するようなプランも数多く見つかります。
色鮮やかな「浴衣姿」を目にするだけでも、日本ならではの風情を感じる方もいるのではないでしょうか。

 

そんな「浴衣」ですが、形状が似ている「単衣」とは何が違うのか、詳しくご紹介していきます!

 

 

 

 

●着用する時期の違い


 

浴衣と単衣の1つ目の違いは、「着用する時期の違い」です。

浴衣は7月、8月頃に着用し、一般的には涼を感じる”お出かけ着”として、夏祭りや花火大会などの、夏のイベントで着られることが多いです。

一方で、単衣とは6月頃から9月頃まで着用し、裏地のない一枚仕立てになっているお着物のこと。春に急に気温が上がったときや、まだ暑さの残っている秋口に活躍します!

 

 

 

 

●生地や素材の違い


 

 

 

浴衣と単衣の2つ目の違いとして、「生地や素材の違い」が挙げられます。

暑い時期に着る浴衣は、木綿・麻・ポリエステルで作られるのが一般的です。綿と麻の混合生地などもありますが、最近はポリエステル製の浴衣も多く発売されています。

木綿や麻は汗や水分をよく吸収する素材であり、そういったもので浴衣は作られています。

 

一方単衣は、縮緬(ちりめん)、紬(つむぎ)、木綿(もめん)などで作られているのが一般的です。

縮緬は、しぼの小さい一越縮緬(ひとこしちりめん)のようなタイプで、細い糸で織られうっすら透け感がありとても涼しげです。

紬は、強撚糸を使うなど糸の工夫で単衣用に織られたさらりとした素材で、透けにくいので、一枚あるととても便利です。

木綿は、丈夫でしなやかで薄手なのに綿のほっこり感がある人気の素材でもあります。

 

 

 

 

●身につけるものの違い


 

 

浴衣と単衣の3つ目の違いは「着付の違い」です。

浴衣や単衣は着物の一種なので、基本的に着物と見た目の形状はほぼ同じです。和服売場や和服を着ている人をみて、単衣なのか?浴衣なのか?なんとなく区別ができても、判断が出来ない場合もありますよね。

単衣と浴衣では”身に付けるもの”に違いがあります。特に注目すべき点は以下の3つのアイテムです。

 

 

 

 

①「襦袢(じゅばん)」

単衣の下には薄く透ける生地の絽や麻を使用した夏用の長襦袢を着用します。長襦袢は重ねて着ているように見せるための着物です。
浴衣は、元々は湯上りに着るものであったため、基本的には浴衣の中に何も着ないので、襦袢は使用しません。ただ、浴衣一枚では透けるのが心配なこともあり、最近では浴衣用の下着を着用することもあります。
長襦袢は着物の襟元からのぞくので、外から見ても着物と浴衣の違いはこの部分で分かります。

 

②「帯」

単衣の帯は、光沢のあるものや、生地の薄いものを使用しますが、浴衣の場合は一般的には半幅帯を使用します。半幅帯の幅は約16cmほどで、他の帯に比べても細い帯です。

 

 

③「履物」

浴衣の場合は、下駄を履くのが一般的でしたが、最近では浴衣の用途が変化したことや似合うデザインの草履が増えたこともあり、どっちを履いても構わないと考えられています。

単衣の場合は、夏仕様の涼やかな草履が定番です。

最近では5月の連休あたりから気温も上昇しますので、

その時の気候や体感に合わせて履物を選ぶのがよいとされています。

5月〜9月に楽しめるのは、通気性がよい「絽(ろ)」を重ねた白い草履や、夏の定番となった自然な風合いが人気の「ラフィア」素材などがあります。

 

 

 

 

 

●おすすめのコーディネート


[ 帯 ]

 

 

・浴衣

合わせやすい「レース帯」や個性派モチーフの「刺繍帯」、バックスタイルも抜かりなく、可愛らしさをプラスしてくれる「へこ帯」などがおすすめ!

・単衣

麻や紗、絽などの夏用の帯がおすすめ!夏用の帯には夏用の帯揚げや帯締めを合わせ、涼しげな色や透け感のある帯揚げや帯締めで季節を先取りして楽しみましょう!

 

 

 

[ 履物 ]

 

 

・浴衣

夏祭りやイベント、旅行先などでたくさん歩く時でも安心の足の痛くならない下駄がおすすめ!特にサンダルのような形状をしているものがベスト!

・単衣

夏のおしゃれの定番で、優れた通気性と強度が特徴のパナマ素材や、草履の中でもっとも軽量の和紙織素材などがおすすめ!

 

 

[ バッグ ]

 

 

・浴衣

夏祭りで大活躍する巾着タイプがおすすめです!昔ながらの定番である巾着タイプは浴衣に最も合わせやすく、はんなり見せられるのがメリットです。

・単衣

大人の夏着物コーディネートには「竹細工バッグ」がおすすめ!すっきりと涼し気な質感の竹細工バッグは夏着物の単衣にピッタリ!

 

 

 

 

●まとめ


 

「和服」と聞くと敷居が高く感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、暑くなてきたこの時期に、普段着として使用できるカジュアルな単衣着物や浴衣をファッションとして楽しむ人も珍しくはありません。
古き良き日本の単衣着物、そして夏の風物詩である浴衣を用途に合わせて着こなしてみてはいかがでしょうか。

 

いせやではインターネットで気軽にレンタルすることもできますので、お気軽にご利用ください!

 

最後までお読み頂きありがとうございました!

 

 

 

 

 

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