2025年8月1日

男性向けも!夏のメンズ着物・浴衣で粋に着こなすポイント

夏といえば浴衣。女性が華やかに着こなす姿が注目されがちですが、実は男性の浴衣姿も圧倒的に魅力的です。シンプルだからこそ大人の色気やセンスが問われるのがメンズ浴衣・着物。この記事では、「初めての方でも粋に着こなせるコツ」や「失敗しない選び方」を、プロの視点から詳しく解説します。

◆ メンズ浴衣の魅力とは?

男性浴衣の最大の魅力は、シンプルさと粋な雰囲気。柄や色数が少ないため、ごまかしが効かず、体型や着方の美しさがそのまま表れます。だからこそ、正しいサイズ選びと着こなしのポイントを押さえることで、一気に「できる男」の印象に。

また、夏祭りや花火大会はもちろん、最近ではレストランでのデートや街歩きなど、浴衣を日常に取り入れる男性も増えています。カジュアルさの中に和の上品さがあり、普段とは違う自分を演出できるのも魅力のひとつです。


◆ 粋に見える色と柄の選び方

メンズ浴衣は女性物と比べると落ち着いた色が多く、ネイビー・黒・グレーが定番。初心者には無地や細かい縞模様がおすすめです。これらは大人っぽさを演出でき、体型もスッキリ見せてくれます。

一方、こなれ感を出したい人には藍色のぼかし柄や、さりげない市松模様も人気。派手すぎない範囲で柄を取り入れることで、周りと差がつく粋な着こなしに。

✅ 選び方のポイント

  • 体格がしっかりしている人 → 濃いめの無地で引き締め効果を
  • 細身の人 → 細い縞や淡色で柔らかい印象に
  • 初心者 → 無地または細かい柄からスタート

◆ 帯で差をつける

浴衣の印象を左右するのが帯選び。男性の帯は**角帯(かくおび)**が主流で、シンプルな色合いを選ぶと上品にまとまります。黒やグレーの帯はどんな浴衣にも合わせやすく、初心者に最適。

さらに、帯の結び方でも雰囲気が変わります。定番は「貝の口」というシンプルな結び方。コンパクトで粋な印象を与え、座ったときも邪魔になりません。最近では「片ばさみ」など、少し崩した結び方もおしゃれ度がアップします。

 


◆ 足元と小物で完成度を上げる

メンズ浴衣を粋に着こなすには、足元と小物も重要です。

  • 下駄:素足で履くのが基本。木の質感とカランコロンという音が夏らしさを演出。
  • 雪駄(せった):落ち着いた大人の雰囲気を出したい人におすすめ。
  • 扇子や巾着:機能性だけでなく、持つだけで雰囲気がグッと上がります。

◆ 粋に見える着方のコツ

  1. 衿合わせは深くしすぎない
    衿が開きすぎるとだらしなく見えるため、鎖骨が少し見えるくらいが理想。
  2. 裾の長さはくるぶし程度に
    長すぎると野暮ったく、短すぎるとだらしない印象に。
  3. 腰骨の位置で帯を締める
    高すぎると女性っぽく、低すぎるとだらしなく見えるので腰骨あたりがベスト。
  4. 姿勢を意識する
    シンプルな浴衣は姿勢の良し悪しが直接見た目に反映されます。背筋を伸ばすだけで一気に粋な雰囲気に。


◆ 夏のデートやイベントでの活用法

浴衣は夏のイベントにピッタリ。花火大会や夏祭りはもちろん、最近ではおしゃれなカフェや街歩きでも違和感なく着られます。ペアでコーディネートすると、写真映えも抜群です。

さらに、旅館や温泉街での浴衣と違い、メンズ浴衣は「外出着」。帯や小物でしっかり感を出すことで、普段着よりも大人っぽい印象を与えられます。


◆ 初めての人におすすめの購入・レンタル方法

初めて浴衣を着るなら、レンタルサービスを活用するのもおすすめ。プロが体型に合ったサイズを選び、着付けまでしてくれるため失敗が少なく安心です。何度も着る予定がある人は、コスパを考えて購入も◎。

最近はオンラインで購入できるセットも充実していますが、サイズ感や生地感を確認したいなら、実店舗での試着がおすすめです。


◆ まとめ

男性の浴衣は、シンプルだからこそ着る人の個性やセンスが際立ちます。

  • 色・柄は落ち着いたものから始める
  • 帯と小物で粋に仕上げる
  • 姿勢と着付けで雰囲気を格上げする

これらのポイントを押さえるだけで、初めてでも大人の色気漂う浴衣姿に。
今年の夏は、メンズ浴衣で“粋な男”を演出してみませんか?

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