2025年10月21日
きもの初心者が最初に揃えたい基本アイテム ゛チェックリスト゛

こんにちは、いせや深谷本店のりんごです。
着物を始めてみたいけれど、何から揃えればいいのかわからない――。
そんな声をよく聞きます。
着物は一見むずかしそうに見えますが、実は「基本のセット」を知っておけば大丈夫。
今回は、着物初心者さんが最初に揃えるべきアイテムを、チェックリスト形式でご紹介します。
1. まずはこれ!基本の「着るためのアイテム」一覧
着物を着るには、洋服でいう「下着・靴下・ベルト」のような、いくつかの専用アイテムが必要です。
最初に揃えたいのは次の9点。
✿着物着付け基本セット✿

*肌襦袢・裾除け(またはワンピース型の和装スリップ)
*長襦袢
*半衿
*衿芯
*腰ひも(3〜4本)
*伊達締め(2本)
*コーリンベルト(あると便利!)
*帯板
*帯枕
これがあれば、まずは一人で着るための「基本装備」は完璧です。
最近では初心者用に「着付け小物一式セット」として販売されているものも多く、
必要なものを一気に揃えられるのも嬉しいポイントです。
2. 忘れがちだけど大切な「補整アイテム」
着物は体の凹凸をなくして、なだらかなラインを作るのが美しく着るコツ。
そのために必要なのが「補整アイテム」です。

*タオル(薄手のものを3〜4枚)
*ウエストベルト(またはガーゼ)
*綿花パッド(胸元用)
これらは専用の商品もありますが、最初のうちは家にあるタオルでも十分代用できます。
着物姿の美しさを左右する大切な要素なので、忘れずに準備しましょう。
3. 帯まわりのアイテム
帯を結ぶときに必要な小物たちもチェックしておきましょう。


*帯(名古屋帯または袋帯)
*帯締め
*帯揚げ
*帯留め(おしゃれに見せたい人はぜひ!)

初心者の方には、まず「名古屋帯」から始めるのがおすすめです。
カジュアル着物にもフォーマルにも対応でき、結び方も比較的やさしいですよ。
4. 外出時に必要なアイテム
せっかく着物を着るなら、お出かけの準備も忘れずに。

*足袋(白が基本)
*草履
*バッグ(和装用の小ぶりなもの)
*ショールや羽織(季節に応じて)
足袋はサイズ感が大切。
ぴったり合うものを選ぶと、歩きやすく足元も美しく見えます。
草履も履き慣れるまでは痛くならない柔らかめの鼻緒がおすすめです。
5. 自分に合う「最初の一枚」を選ぼう
「着るための道具」は揃ったけれど、肝心の“着物本体”はどう選べばいいのでしょう?
最初の一枚には、扱いやすい「洗える着物」がおすすめ。
自宅で手入れできるので、気軽に練習もお出かけも楽しめます。
柄は、どの季節でも着られる無地や小紋柄が使いやすいです。
淡いベージュ、グレー、ネイビーなどのベーシックカラーなら、帯や小物で印象を変えられますよ。

6. チェックリストまとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ・下着・補整・・・ | 肌襦袢・裾除け・タオル類・ウエストベルト |
| ・着付け小物・・・ | 長襦袢・半衿・腰ひも・伊達締め・帯板・帯枕 |
| ・帯まわり・・・ | 帯・帯締め・帯揚げ・帯留め |
| ・外出小物・・・ | 足袋・草履・バッグ・羽織・ショール |
| その他・・・ | コーリンベルト・衿芯など便利グッズ |
これらが揃えば、もうあなたも着物デビュー準備完了です✨
一度そろえてしまえば、季節やTPOに合わせて帯や小物を変えるだけで、長く楽しめるのが着物の魅力。
少しずつ自分らしいコーデを楽しんでいきましょう。
7. まとめ:最初の一歩を楽しむ気持ちを大切に

着物は、完璧に着られなくても大丈夫。
最初は「着てみたい」という気持ちがいちばん大事です。
焦らず、少しずつ自分のペースで揃えていけば、着物がぐっと身近な存在になりますよ。
着物の世界は、知れば知るほど奥深くて楽しいもの。
このチェックリストが、あなたの最初の一歩の助けになりますように。
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晴れの日の着物からカジュアル着物まで、呉服全般を取り扱っているほか、着物のお手入れのご相談なども承っております。
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