2022年6月13日
足袋の種類や素材について
こんにちは。いせや本店の藤間です。
6月になり梅雨の季節となりましたね。5月は思ったより暖かい日が続きましたが6月に入りまた気温が下がる日が増えて体調管理が難しいですよね。体調を崩さないように気を付けましょう。
さて本日はお着物を着用する際に必ず必要になる『足袋』についてご説明させて頂きます。
一番着用が多いものは白足袋と呼ばれるものでその名の通り白色の足袋です。
白足袋と言っても種類が色々あり素材も複数あります。
まずは白足袋の中で最も一般的な足袋は綿100%の綿足袋です。
綿は丈夫な生地でご家庭で洗濯もできる生地なので扱いやすいです。
ただ洗濯の際シワになることがありますが、今は形態安定加工のものもあり洗っても形くずれしにくいものもございます。
礼装用で使われる足袋は足首の部分に『こはぜ』と呼ばれる金具がついています。一般的なこはぜの枚数は4枚ですが5枚のものもあります。5枚こはぜは足首の部分が深くなり足首がより見えなくなります。礼装の場合はどちらを利用しても問題ありませんよ。
次に化学繊維を用いたポリエステルやナイロン素材の足袋です。
こちらはストレッチ足袋と呼ばれる伸縮性のある足袋が主流で足袋を履き慣れていない方や綿足袋で痛い思いをされた方が楽に履くことできると人気です。いせやではストレッチ足袋のこはぜ付きのものもご用意しております。ワンポイント柄のストレッチ足袋もかわいいですね♪
次に通気性が良く夏に適した、肌触りの良い麻の足袋があります。夏の絽のお着物や浴衣を着用した際に使えます。浴衣を着用する際は足袋を履かなくて良いのですが、素足で履くと足のベタつきや鼻緒が直接当たるのが痛いという方がいらっしゃいます。そんな時には麻の足袋やレースの足袋を着用されるのをお勧めします。見た目も涼しげで素敵ですよ♪
他にも柄足袋や男物の足袋など種類は豊富にあります!
ただ着用するお着物によって履く足袋の種類は選ばないといけません。
例えば礼装の際にはこはぜの付いた白足袋が基本になります。
(礼装とは・・・黒留袖、色留袖、訪問着、振袖、色無地、附下など)
礼装とは違って普段着の着物の際には決まりごとはありませんので着物に合わせて柄足袋や色足袋、ストレッチ足袋などでコーディネートを楽しめます。
(普段着とは・・・小紋、紬、お召など)
いかがでしたか?皆さんも色んな着物を着て種類の違う足袋で足先までコーディネートしてみて下さいね。