2022年10月22日

着物の寸法はこんなに細かいの?洋服との違いで驚いたこと アリオ深谷店

こんにちは。 いせやアリオ深谷店スタッフの梅です。

 

突然ですが「ブランマンジェ」をお召し上がりになったことはございますか?
先日友人との食事で初めて口にしたのですがとっても気に入ったので皆様に是非ご紹介したい!と意気込んでおりました(^-^)/

 

カテゴリーはデザートになりまして、イメージでいうと杏仁豆腐とパンナコッタをあわせたようなお味!
爽やかで本当に美味しかったです。出会った際には召し上がってみてくださいね♩

 

 

さてさて前回のブログでも申し上げましたとおり、私は新入社員でして全くの着物初心者です。ちゃんとしたお着物に触れたのも入社してからが初めてで知識は日々少しずつ勉強中でございます。

 

今回はそんな着物初心者の私自身が入社してからお着物について驚いたことをテーマにお話させていただきます。
この記事が「着物を知ってみたい!」「着付けを始めてみたい」とちょっとでもお思いの方々の目に留まりましたら嬉しいです。

 

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着物はどうやって作られる?

着物は一つの「反物」から仕立てられています。

ということもお恥ずかしながら入社するまで知りませんでした…。巻物状になっていますので、”こんなに長い生地は何なのだろう?” と一番最初は感じていました。

 

反物とは

反物というのは仕立てる前の着物の生地のことを指します。幅が36センチ×長さ12メートルのサイズが基本です。
ですが現代の日本人は腕が長い、身長が高くなったことに合わせて反物のサイズも変わってきているんです。

 

もしご自宅にお母様がお残しになったお着物があるという方は「着物の裄(肩巾+袖巾のこと。イメージしやすい呼び方は腕の長さ。)が足りない!」という経験がお有りかもしれません。
私はお振袖の接客をすることもありますが、流行りのママ振袖を着られるお嬢様がお母様とほとんど同じ身長・体型でも、裄が気持ち足りないというケースにも遭遇します。

それだけ体格の作りも変わってきているということですね。

 

現代に合わせて幅が37〜38センチ×長さ12〜14メートルの反物も増えていて、これより大きな反物も作られています。

 

反物のことを「丸巻き」とも呼びますよ。日頃よく使うの呼び名なのが丸巻きになりますね。

 

私はお着物を縫製するところをまだ見たことがないのですが、巻物状の布が”着物”の形になっていくというのはいつも面白いなと感じます!

 

では、”着物の形になっていない布状なら試着はどうするのか”
これは自分の中でもかなり疑問だったのですが、丸巻きの状態からお着物を着用しているように体に合わせてみることが出来ます!

 

 

 

必要な寸法は?

言い慣れない私はまだサイズと言ってしまうのですが、、、着物ではサイズを”寸法”といいますね。

 

実は、

身丈・襦袢丈・ゆき・肩巾・袖巾・袖丈・袖付・前巾・後巾・くりこし・衿下・衿巾

お着物を作る際にはこれだけの箇所の寸法が必要になるんです!

また、これに加えて身長とバストヒップも把握する必要があります。

 

なんともたくさんありますよね、、^^;

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ただ、簡単に寸法を知ることができる方法があります!
既製の長襦袢をご試着いただき、その寸法から足したり引いたりしてご自身の身体に調整していきます。

 

着物は手首まで覆うほどの長さがありますので、皆様長袖のお洋服に置き換えてお考えいただきたいです。
お洋服のタグにもサイズ表示は付いていますが、書いてあるものを全て見ていらっしゃいますでしょうか?

 

オーダーメイドで作るスーツやドレスであれば話は変わりますが普段使いのお洋服だとそんなに細かく気にされる方はそこまでいないように思います。
実際私はNOです。見て判断するのはせいぜい着丈と身幅くらいでしょうか?

あとは試着して判断なさる方が多いのではと思いますし、お洋服はジャストサイズでなくとも緩めに着たいなどとお好みがありますよね。

 

細かい寸法!本当に基本的なことになるのだろうと感じますが、最初私はとっても驚きました。

こんなに細かく寸法に気を使うのにも、ちゃんと理由があるんです。

 

 

寸法が合わない着物はどうするの?

寸法の箇所はお仕立てされる方によって少しずつ変わってくるものですから、お仕立てをするのはなんだか特別な感じがしますよね。

ではお着物の場合、お洋服のように緩めに着られないのでしょうか?

 

お着物は小さい(身丈が足りない)とおはしょりが出ないのではなから着られないのですが、自分の寸法よりも大きいものは着ることは可能です。
ただし、大きい寸法のお着物を着ているというのは気付かれてしまうんです!

 

お着物には「背縫い」といって後ろから見たときに真ん中に入っている縫い目があります。
この縫い目が後ろから見た時身体の真ん中にくると理想的なんです。

しかしお着物のほうが大きい場合、着用するとこの背縫いが身体の中央を通り越してずれた位置にきてしまいます。

 

私もいせやの着付け教室で着方の練習をしている時、講師の先生方に「背縫いがこんなに巻き込んでいるから着物が随分大きかったんだね」と言われることがありました。

 

ですのでお着物に慣れていらっしゃる方であればすぐわかってしまうということになるんですね。

 

大きな寸法でも着ることは可能ですが、私の感想としましては正直言ってとても着づらいです、、。
おはしょりの部分が多く余るのでお腹周りはモコモコしがちですし何より ”着崩れやすくなってしまう” ということを教えていただきました。

 

着姿がキリッとしますし、着たときのシワも目立ちにくく綺麗に見えるんですね。

前結び講師の先生方の着物姿はいつもかっこいいです(*^^*) 私もあんな風に着られるように精進いたします!

 

 

知れば知るほどお着物の世界は奥が深く、ひとつ知るごとに楽しいです。
日頃着ているお洋服とはもちろん造りが違いますから驚く事ばかりなのは当たり前だなとも思います(^-^) 少しずつではありますがお着物に詳しくなっていきたいです!

 

 

 

 

いかかでしたでしょうか?もしかすると初めて知る知識になられた方もいらっしゃるかもしれませんね。

初めての着物は是非ともいせやで着てみませんか?各店舗スタッフ一同、皆様とお会いできることを楽しみにしております。

 

 

✿ 店舗情報 ✿

いせやアリオ深谷店/埼玉県深谷市上柴町西4-2-14アリオモール2F
営業時間/10:00~21:00
電話番号/048-572-8841
(年中無休)

 

 

=== いせやアリオ深谷店は一般呉服の和装小物から、もちろん振袖や七五三まで幅広い商品の取り扱いがございます。===
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また、箪笥に長らく眠っているお着物のクリーニングもお任せ下さい。

 

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”お買い物ついでに気軽に立ち寄れる”
そうお客様からお声をいただけるのがアリオ店の一番の魅力です。
お着物のお悩みは私達に何でもご相談下さいませ。
===スタッフ一同、皆様とお会いできるのを心より楽しみにしております。===

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