新年おめでとうございます。
２０２３年が皆様にとって、素晴らしいお着物ライフの一年でありますように、とお祈りしている東松山店の山崎です。

 

コロナも段々と落ち着いて、今年はいせや呉服店もどんどん
「お着物バスツアー」や「プロジェクトR」を計画して、
皆様に楽しんで頂けると思います。

お出掛けの際、羽織は必要ですね。
羽織につきましてはこちらのブログからご覧くださいませ。

 

皆様、ご自分で着物　着られますか？
「いせや呉服店」は「前結び着付け教室」を各店舗で開講しております。
無料体験もございますので、是非一度お出かけください。

 

着付けが出来るようになりますとお着物ライフもグッと楽しくなります。
いつでも、好きな時にご自分で着られるなんて、最高！
教室でお友達も出来て、一緒にお着物でお出掛けする楽しみも増えますね。
そんなお出かけにピッタリなのが、紬の着物。

 

今回は米沢紬について、一緒に学んでまいりましょう♪

 

 

山形と言えば思い出すのは　”さくらんぼ”　ですよね。
「佐藤錦」と言う品種はよく耳にしますね。

 

いせやの確約品にもよく登場します。甘くておいしい。
そして山形は日本でも有数の織物の産地なんです。

 

山形県米沢市を中心に生産される織物を米沢織といいます。

 

江戸中期、米沢藩主の上杉鷹山（うえすぎようざん）が
養蚕や織物を産業として確立させてこの地域に絹織物が発展しました。

 

【米沢織の特徴】

日本の最北端で江戸時代から織物の一大産地で知られている現在の山形県米沢市。
「米沢織」の大きな特長は、多種多様な織物があると言うことです。

 

織物産地は、大島なら大島紬、博多なら博多織と、「一産地一布」が一般的ですが、
米沢には、米沢紬、米沢琉球紬、長井紬、白鷹紬、紅花紬、紙布帯、袴、御召、等
個性的な織物が数多くあります。

 

米沢織は縮（ちぢみ）という技術が導入されています。

 

強い撚（よ）りをかけて強度を高めた糸で織られており、
しぼと呼ばれる細かなしわが表面に出てくるのが特徴です。
高品質な紬織物としても有名です。

 

【米沢紬】

【長井紬と置賜（おいたま）紬】

山形県の南部の置賜地方で織られる米沢紬、長井紬、白鷹紬を総称して「置賜紬」といいます。
長井紬と置賜（おいたま）紬は、どちらも米沢織の別称として使われています。

 

「伝産法」（一定の地域で主として伝統的な技術又は技法等を用いて製造される伝統的工芸品）が
発布されたことにより、置賜地域でこの地域の織物を守り、発展させようという動きが起こりました。

 

それで、長井・米沢・白鷹のおのおので栄えてきた織物をひとまとめにし、
伝統的工芸品の指定を受けました。

 

このひとまとめに名づけられたのが「置賜紬」です。

 

具体的には米沢紬は「草木染」、白鷹紬は「板締小絣」、
長井紬は「緯総(よこそう)絣・経緯併用(たてよこへいよう)絣」が
置賜紬と定義づけられています。

 

【米沢織は草木染が主流】

米沢織は草木染が主流ですが、中でも紅花で染められた「紅花織」が有名ですね。

 

江戸時代の山形地方では紅花の栽培が盛んに行われていましたが、
明治以降に一度、廃れてしまいます。

 

しかし、昭和中期に復興され、今でも色鮮やかな色合いの紅花紬が作られています。
紅花以外にもさまざまな植物で染められた草木染があり、植物や季節によって風合いが変わってきます。

 

また、同じ植物から取られた染料であっても、
使われる触媒の割合や種類によっても色合いが変わるため、豊富な色の中から選べるのが魅力です。

米沢織には沢山の織物がありましたね。無地一色だけではなく、格子や間道、よろけなど多色多様な紋様の米澤織。いせやの展示会で目にしたときは是非着装して、その良さを感じてみてくださいませ。

 

２０２３年もどのようなお着物に出会うか、楽しみですね。

 

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いせやグループは埼玉県深谷市・鴻巣市・東松山市・熊谷市・上里町・本庄市・川越市に店舗がある老舗呉服店です。

晴れの日の着物からカジュアル着物まで、呉服全般を取り扱っているほか、着物のお手入れのご相談なども承っております。

 

いせや呉服店では「前結びの着付け教室」を開催しております。ぜひお気軽にお越しくださいませ。

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