2023年3月20日
若いお母様世代におすすめの着物について 東松山店
皆さまこんにちは。いせや東松山店の山崎です。
今年は桜の開花が早いようで、そろそろ咲き始める頃…でしょうか?
3月の卒業式、そして4月の入学式と着物で出席されるお母様方もいらっしゃると思います。
幼稚園、保育園の入卒園式、小学校、中学校、高校、大学とお子様の節目節目の記念日には、
是非着物で思い出作りを して頂きたいですね。
お子様がお生まれになって、初めての記念日、お宮参りにも着物をお召になる方が最近は多いのではないでしょうか。
と、いうことで、今回は「若いお母様世代におすすめの着物」についてお話して参ります。
今の時代、沢山の種類の着物をお持ちになる方は少なくなりました。
着物のTPOももちろん大事ですが、お持ちになるなら、なるべく、沢山、着回しが利く着物が良いですよね。
お宮参り、七五三、そして入卒園式、とまずは式と名の付くところに着て頂ける着物、お祝いの席に着て頂ける着物。
そして、プラス、気軽におしゃれにお出かけに着て行ける着物。
華やかな訪問着となると、礼装のみとなってしまします。紬や小紋となるとおシャレ着になり、
式と名の付くところ、礼装には着て頂けません。それでおすすめなのが、色無地や飛び柄の小紋となります。
【色無地】
その名の通り、一色の柄の無い着物です。
以前、おすすめの着物で色無地を紹介させて頂きました。
昔は紋を入れて格を上げて着ましたが、今は紋を入れずに着る方も多い様です。
その方が帯の合わせ方で気軽に着て頂けます。紋を入れるとしたら、縫い紋でしょうか。
地の色と同じお色で濃いか薄いか、どちらかの色で縫い紋を入れます。
そうすると、あまり目立たないので、おしゃれ着としても着て頂けると思います。
大切なのは、帯合わせです。礼装で着る時は金糸や銀糸を織り込んだ華やかな帯を巻いて着ます。
おしゃれに着たい時は同じ袋帯でも「シャレ袋」と言いまして、金糸や銀糸を織り込んでいない、
柄もあまり格調の高いものではない、おしゃれな感じの帯を巻いて着ます。
無地の着物のお色は暖色系から寒色系、今はいろいろな中間色も染められているので、
お顔移りの良いお色をお選びください。お色選びも楽しいですよ。
【小紋】
“ホタルぼかし”って聞いたことがありますか?
小紋の着物の柄の名前なんですが、ホタルの光の様な、白いほんわりした丸い柄が間隔を空けて配置されています。
柄が間隔を空けて配置されている小紋のことを飛び柄の小紋といいます。
ですので、遠目で見たりすると一見、色無地のように見えます。
柄があまり多くない小紋ですので、上品にも見え、
豪華すぎない礼装の袋帯を巻いて頂いて、準礼装として着て頂けると思います。
(残念ながら写真の着物はホタルぼかしではありませんが、飛び柄の小紋ですね。)
【訪問着】
「そうは言っても、やっぱり、お祝い事には訪問着よね。」とおっしゃる方には訪問着。素敵ですよね。
従来の訪問着は古典柄の華やかな物でしたが、最近はドレス感覚の素敵なものも人気です。
あまり柄の多めでない、すっきりとした模様ですので、重くなり過ぎずに着て頂けます。
ですから、こちらも帯の合わせ方で幅広く着て頂けると思います。
では、“付け下げ”はどうなの?と聞かれそうですが、訪問着と付け下げの違いは何なんでしょう。
訪問着は売られている時に絵羽(着物の形になっている)?付け下げは丸巻(反物)で売られている?
訪問着は襟から肩にかけて模様がつながり、前見頃、後ろ見頃もすべて柄が繋がっている?
付け下げは単発的に柄が施されている?ということではなく…。
色々ご意見はありそうですが、どちらもフォーマルに着る着物ですが、その違いは単純に柄の違いの様です。
豪華か?シンプルか?わかりやすくていですね。
人によっても柄の様子の感じ方は違いますが、どちらもフォーマルに着て頂ける着物ということで、後はお好みで良いと思います。
結論から申しますと、お若いお母様におすすめの着物は色無地、飛び柄の小紋、
そしてシンプルな訪問着ということで今回は終わりに致します。ありがとうございました。
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