2023年5月4日
結婚式に参加!どんな着物を着ていけばいい?深谷本店
こんにちは(*’ω’*)深谷本店の横村です。
GW真っ只中ですね。皆様はどこかお出かけはされましたか?私はGWはどこにもお出かけ出来ずです。。。次のお休みの時に冒険とイマジネーションの海に行ってきます!今年は40周年ということで、限定のグッズや食べ物がたくさんあるのでたくさん限定のごはんを食べてきます!!
さて6月が近くなり結婚式にご参加される方でお着物をレンタルされるお客様が増えてきました。
友人の結婚式に参加するけどどの着物を着ていけばいいのかわからない。兄弟の結婚式に参加するけどどんな着物を着ていけばいいのかわかない。そんな方へ!今回は結婚式に着用してOKなお着物についてお話をさせて頂きます。是非最後までご覧くださいね!!
着物の「格」って何?
着物には「格」があって、自分の立場によってふさわしい着物が違うってご存知ですか?
そもそも、結婚式で着られる着物にはどんな種類があるのでしょうか?
結婚式はフォーマルな場なので、服装もその場に合ったフォーマルなものを選ぶのが基本となります。
フォーマルな服装には大きく分けて次の3種類があります。
1 正礼装
最も格式が高い服装です。
2 準礼装
正礼装の次に格式の高い服装です。セミフォーマルとも呼ばれます。
3 略礼装
準礼装よりラフな服装です。ラフといっても「礼装」なので、普段着とは違います。
結婚式には、この3種類の礼装のどれかを着ますが、着物でもそれは同じです。着物の場合は、「着物の種類×紋の数」の組み合わせで服装の格式が決まります。
ではどんな着物の種類があるのか見ていきましょう。
・振袖
未婚女性だけが着られる振袖は、成人式で着たことがある人も多いかもしれませんね。未婚の女性の最も格式の高い着物です。
振袖は振りの長さが3種類あります。
大振袖・・・袖の長さが115センチの大振袖は、振袖の中でも格式が高く、花嫁も着ることがあるものです。
中振袖・・・袖の長さが105センチの中振袖は、大振袖の次に格式高い振袖です。花嫁が大振袖を着るとわかっている場合は、中振袖を選んだほうが無難かもしれません。
小振袖・・・袖の長さは85センチ。大振袖・中振袖と比べると、軽くて動きやすくかわいらしい印象です。
小振袖は、大振袖や中振袖より格式は低くなるので、結婚式のお呼ばれでは避けたほうがいいです。
どの振袖を着る場合も、大切なのは「花嫁よりも目立たないこと」です。
・訪問着
訪問着は、上から下まで、ひとつなぎの模様が入った着物です。胸元まで柄が入っているので、座っていても華やかに見えるのが特徴です。
・付け下げ
訪問着より、少し格下の着物です。上下の柄がつながっていないのが、訪問着との違いです。訪問着よりも柄のシンプルなものが多いです。
・色無地
一色で染められた、柄のない無地の着物です。結婚式に着て行く色無地は、紋(家紋)が入った物を選ぶとより格が高くなります。
・黒留袖
最も格式が高く既婚女性の第一礼装になります。
黒留袖は新郎新婦の母親が着用する着物です。また、家紋が5つ入っています。
立場別のふさわしい着物は?
では、結婚式で着物を着る人の立場別に、どんな着物がふさわしいのか見ていきましょう。まずは親族、その他のゲストの順でお話致します。
・新郎新婦の母
主役である新郎新婦の母は、最も格式の高い五つ紋の「黒留袖」を着ます。他の親戚たちより格が低くならないように、「正礼装」が基本。
両家の服装の格を合わせるのが大切なので、両親同士、服装をどうするのか前もって相談しておくことをおすすめします。
・新郎新婦の祖母
こちらも五つ紋の「黒留袖」や「色留袖」が基本。
新郎新婦の母親よりは少し控えめな柄を選ぶのがおすすめです。ただ、重い留袖だと疲れてしまいそう、という人は、紋入りの訪問着や色無地でも大丈夫です。
・姉妹・兄弟・叔母など近い親族
未婚の場合、「振袖」が華やかでオススメ!
既婚の場合は、「留袖」でOKです。「未婚だけど、振袖を着るのはちょっと抵抗が・・・」という人は、五つ紋・三つ紋の「色留袖」や「訪問着」でも大丈夫です!色留袖や訪問着なら、既婚・未婚問わず着られます。
若い人は、帯を可愛らしい「変わり結び」にしたりして、華やかさをプラスするのがおすすめです。
お兄様やお姉様の式に出席であれば振袖、弟さんや妹さんの式に出席なら色留袖や訪問着がおすすめです。
・従妹などの遠い親戚
紋付きの「色無地」や「付け下げ」、「訪問着」がおすすめ。新郎新婦と近い親族より、少し格を抑えぎみにします。未婚なら振袖でもOKですよ。親族が押さえておきたいのは、基本的に、「一番格の高い着物を着るのは新郎新婦の両親」だということ。もし新郎新婦の母親が「黒留袖」を着ないなら、他の親族も控えるのがマナーです。
・会社関係・友人として参加する場合
親戚以外のゲストは、「招待される」側です。
「招待する」側の親戚よりも少し格を落とし、「準礼装」か「略礼装」を選びましょう。未婚なら「振袖」、既婚・未婚問わないのが「色留袖」「訪問着」「色無地」です。
紋は一つ紋、もしくは三つ紋まで。
若い人が色無地を着るなら、小物や帯締めを明るいものにして、地味にならないようにすることをおすすめしております。
親族・友人ゲスト共に、派手過ぎる装いや、新婦の着物と色・柄がかぶる着物は避けたいところですね。「上品な華やかさ」を意識して選ぶことが大切です。
何度も出てくる「紋」って何?
紋(紋章)とは簡単に言うと、家や個人、団体を表すしるしのことです。
また、礼装の着物である留袖や喪服には必ずつけるもので、自らの家系を示す大切なものです。
紋入れる位置と数が決まっていて、一つ紋、三つ紋、五つ紋の三通りあり、数が増えるごとに格が上がります。
最初に背縫いに背紋を入れると一つ紋と呼び、次に両後ろ袖に袖紋を加えると三つ紋に、両胸に抱き紋(胸紋)を入れると五つ紋となります。大きさに決まりはありませんが、女性用は直径約2.1cmが一般的です。紋を入れると礼装になるため、おしゃれ着には向かなくなります。
家紋についてはまた次のブログで詳しく」お話させて頂きますね!
結婚式に着て行く着物には、いろいろなマナーがあります。
黒留袖、色留袖、振袖、訪問着、付け下げ、色無地・・・着物の種類もたくさん!
紋の数でも「格」が変わるので、自分の立場に合った着物を着るのが大切です。
悩んだら是非いせや呉服店にご相談下さいね」。
上品な着物姿で、大人の女性として会場に華を添えましょう!
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いせやグループは埼玉県深谷市・鴻巣市・東松山市・熊谷市・上里町・本庄市・川越市に店舗がある老舗呉服店です。
晴れの日の着物からカジュアル着物まで、呉服全般を取り扱っているほか、着物のお手入れのご相談なども承っております。
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