2023年7月13日
訪問着と色留袖の違いと着用シーンをご紹介~正統な日本の美しさを楽しむ~
こんにちは、いせや深谷本店のとまです。
今年はお祭りや花火などイベントがいたるところで復活しそうですよね。私も今年は子供と浴衣を着て楽しみたいなと思っています。夏の気分をもっと盛り上げたいとお考えの方には浴衣の着用がお勧めですよ。皆さん夏を楽しんで下さいね。
さて本日はフォーマルの代表でもある色留袖と訪問着についてご説明しますね。
皆さん色留袖と訪問着の違いはおわかりですか?
色留袖も訪問着も特別な機会や格式の高い場所での着用に適しており、美しいデザインと繊細な技術で作られているお着物です。
この2枚を見分ける一番大きなポイントは柄の入り方です。色留袖は上半身に柄が入っておらず無地、訪問着は肩や袖・裾にかけて流れるように柄が入っています。
⇧こちらが色留袖 ⇧こちらが訪問着
ではそれぞれの着物の特徴を説明しますね。
色留袖とは?
フォーマルで着用する礼装・準礼装の着物です。結婚式で言うと新郎新婦の兄弟・姉妹、いとこなど主役に近い親族の方が着用されます。既婚・未婚問わず着用でき、華やかさと落ち着いた品格を出すことが出来ます。
色留袖は紋の数が多いほど格が高くなるので、ゲストとしてお呼ばれした友人などが五つ紋を着用することはマナー違反にあたります。三つ紋や一つ紋であれば問題ありませんよ。お手持ちの色留袖を着用される時は紋の数にも注意しましょう。
いせやで取り扱っているレンタルは、訪問着と同格として着用できるよう一つ紋を取り入れていますので結婚式での着用が可能ですよ。ご安心下さいね。
着用シーンは?
先ほどもお話しましたが新郎新婦に近い親族の方が着用される機会が多いです。
他には叙勲や褒章を受ける、又はそれに同伴する際の着用にも適しています。その際は必ず五つ紋の色留袖を着用しましょう。格を上げて着用する際は帯〆・帯揚も白色を着用することを忘れないで下さいね。
どんな色が好まれる?
抑えめの色が好まれクリーム色やベージュ、落ち着いたくすみ系のピンクなどをよく見かけます。いせやのレンタルでもどの年代でも着用できるよう、クリーム系の色を多めに取り揃えています。
訪問着とは?
訪問着は特別な場に訪れる際に着用される格式高い衣装であり、結婚式や正月などのお祝いの席、お茶会や式典などの公共の場でもよく見られます。
一般的に正絹(しょうけん)と呼ばれる絹糸で織られた着物であり、重厚な装飾や華やかな柄が特徴です。 特に背中や袖口、裾に広がる部分には、花や植物、鳥や風景などの美しい刺繍や染め物が施されています。色とりどりの柄や華やかな装飾は、訪問着を着る女性の優雅さや美しさにあふれています。
色留袖とは違い、胸元から裾にかけ華やかに柄が入っているのが特徴です。
結婚式では新郎新婦と近しい親族の方は留袖や振袖を着用しますが遠い親族や友人・同僚の方は訪問着を選ぶことが多いです。 また、式典や公的な行事では、女性の参列者が訪問着を選ぶこともあります。
着用シーンは?
友人の結婚式やパーティーなどに着用します。
お子さんのお宮参りや七五三・入学式・卒業式の際など幅広い場面で着用できますよ。
どんな色が好まれる?
訪問着の色はとても種類豊富で淡い色から濃い色まで様々です。
ただ、お祝いのシーンでの着用は淡い色が好まれ、ピンクやクリーム色が人気です。
観劇などの趣味の場では個性的な濃い色味や煌びやかな柄を着用するのも素敵ですよ。
着用のシーンによって色味もお楽しみ下さいね。
いかがでしたでしょうか?着用シーンに寄って異なる色留袖と訪問着をシーンに寄って使い分け楽しんでみて下さいね。
いせやのレンタルもぜひチェックしてみて下さい。
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