2024年2月11日

冬から春にかけて着用するきものの種類について

皆さまこんにちは( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
いせや制作部の小沼です。

いつもブログをお読みいただきありがとうございます!

まだまだ寒い日が続いておりますが、体調は崩されていませんか?

最近バレンタインのイベントでとても美味しそうなチョコたちを目にする機会が多く、

自分へのご褒美に♡と考えている小沼です♥︎︎∗︎*゚

 

さて、今回のテーマは「冬から春にかけて着用するきものの種類について」です。

着物には、それぞれの季節に着る“着物の種類”があるのをご存知ですか?

生地や仕立ても季節とともに変わり、大きく分けると以下の3種類があります。

 

 

 

袷(あわせ) 10月~5月


 

 

 

単衣(ひとえ) 6月と9月


 

 

 

薄物(うすもの) 7月~8月


 

 

 

 

●冬から春に着用する着物は「袷(あわせ)」


 

冬から春(10月〜5月)にかけて着用する種類は「袷(あわせ)」になります。

「袷」は裏地をつける仕立てのことで、お正月や成人式など、イベントでも多く着ることができ、

春・秋・冬に着用できて、1年の中で最も長く身に着けられる着物とされています。

そのため、最初に着物を誂えるときには袷にするという人も多いようです!

 

袷は、胴裏・袖裏・裾回しなどの部分に裏地を付けて仕立てられているのが特徴で、作りが丈夫で着姿に重厚感を与えます。

2枚の生地が合わせてあるため暖かく、寒い季節に最適で、裏地には保湿効果のある胴裏と汚れ防止の八掛があります。

袖と裾に付いていてる八掛は歩くと見えることもあるため、着物に合わせた色になっていることが多いです。

 

ちなみに、「単衣(ひとえ)※6月と9月」は裏地をつけない仕立てのことで、少し暑くなってきた6月と暑さのピークが過ぎた9月に着る着物で、
「薄物(うすもの)※7月〜8月」は裏地をつけずに、透ける素材をひとえに仕立てた着物のことを指します。

一年で最も暑い時期である7月と8月は、薄くて透け感のある薄物を着るのがマナーとなっています。

 

 

 

 

袷(あわせ)着物におすすめのアイテム!

 

 

 

袷に合わせる帯は、ボリュームのある袋帯や生地にハリのあるオールシーズン用の献上博多帯を選ぶのがよいとされています。

また、寒い時期のおでかけには着物用コートを着合わせるのもおすすめです❀´-

 

 

 

 

 

冬〜春の着物デビューは、お正月や卒業式がおすすめ!

 

 

 

お正月はやっぱり着物!
和装に憧れがあるけど着物を着るきかっけがなかなかなくて、という方も多いですよね。
そんな方こそ、お正月デビューがピッタリ!
初詣には着物を着ている人が多く、着物へのハードルも下がり挑戦しやすくなります。
その他、卒業式など着物で参列すると、格式高い装いとして、ご家族や周囲の方に喜ばれるケースが多いです。
着物がお好きな方や関心がある方にとっては、お正月や卒業式は着物をまとう絶好のタイミングでもありますので、
ぜひチャレンジしてみてくださいね♪

 

 

 

 

●着物に季節のルールがある理由


 

・四季や旬を楽しむ和の心

 

 

日本の気候の特徴といえば、四季があること。
移り変わる四つの季節を名残惜しみ、楽しむことが日本人の国民性であるとされています。

だからこそ、自分たちの着るものにも四季折々の柄行を施し、その季節にぴったりの仕立てや着方を考えるようになったのではないでしょうか。

着物に季節のルールがあるのは、日常着に四季の楽しみを取り入れようとした先人たちの遊び心が、色濃く残っているからなのでしょう。

 

 

 

・衣替えは生活の知恵から生まれた

 

 

日本の衣替えの歴史は、平安時代まで遡るようです。

平安貴族は、年中行事として旧暦の4月1日と10月1日の年2回にわたり、夏の着物と冬の着物の入れ替えを行っていたそうです。

この行事の由来となったのは、中国宮廷で行われていた「更衣」という習慣で、着物を入れ替えることで心身の穢れを祓うという意味が込められていたようです。

平安時代に取り入れられたこの習慣は、室町時代から江戸時代にかけて平民にも広まっていき、季節ごとに衣を入れ替える風習として根付いたそうです。

 

 

 

色柄も四季を意識しましょう!


 

 

 

着物のおしゃれは仕立てのほかに四季折々の柄も意識しましょう。

冬にふさわしいのは雪輪や枯山水、そして椿や南天、梅で春を待つ気持ちを表現します。

春になれば芽吹きや蝶、桜などで華やかに、夏には藤やあやめ、魚や流水模様などで涼やかに装います。

秋には菊や萩、もみじ、月など。その季節にふさわしい色や柄の着物を選ぶのですが、実際の季節より一足早く身に着けるのが粋だとされています。

なかには一年中着ることができる柄もあります。

例えば抽象的な模様や、吉祥柄などはシーズンを問いません。

また花の柄であっても、さまざまな季節の花が同時に描かれているものは、季節を問わず着ることができるとされています。

 

 

 

●まとめ


 

着物は着る季節によって、種類や色、柄を使い分けるのが良いとされています。

季節によって細かく衣類や持ち物を替えることで、より過ごしやすくなるとともに、季節を感じさせる装いを楽しみ、手入れや管理の仕方を身に付けて「物を大切に長く使う心」を養うこともできると思います。

日本の四季を楽しむことであるとともに、和の精神を体現した文化でもありますね!

冬から春は節句など日本の年中行事が盛んにあり、卒業式など人生の節目となるイベントも多く開催されます。

ぜひ季節に合った種類の着物をまとい、喜びの場に華を添えてみてくださいね!

 

最後までお読みいただきありがとうございました♥︎︎∗︎*゚

 

 

 

 

 

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