2024年1月3日
普段使いの着物とは?

みなさんこんにちは、いせやアリオ店スタッフの石澤です。
今回は普段使いのお着物についてお話させて頂きます。

そもそも普段使いの着物とは?
洋服で表すと、ブラウスとスカート・Tシャツとジーンズのような、普段気軽に着ることの出来るお着物のことです。
お友達とのお食事会やお出かけに着用することが出来ます。
自分の個性を出せたり、季節感を楽しんだり、幅広くコーディネートを楽しむことが出来るのが、カジュアル着物の良さです。

小紋
小紋とは、後染めの全体的に柄が入っているお着物のことです。
1年通していつでも着ることが出来る、カジュアルなお着物です。
色・柄がはっきりしていて柄が多いものが多いので、若い方やお着物の初心者の方でもお気軽に着ることが出来ます。
お着物上級者の方には、更紗柄や京紅型などがおすすめです。
また可愛らしいコーディネートにしたい方には、絞り小紋もおすすめです。
帯は九寸名古屋帯がおすすめです。
ワンポイントのお太鼓柄や、季節に合わせた柄の帯で遊ぶことも出来ます。
今の時期ならハロウィーンの柄なども素敵です!
ただ江戸小紋三役(鮫・行儀・角通し)は、格式が高いのでTPO気を付けましょう。
紬
紬とは、紬糸で織られた先織りのお着物のことです。
紬は日本各地で織られていて、織り継がれてきたものがたくさんあります。
若い方やお着物初心者の方には、優しいお色目が多い米沢市の紅花紬がおすすめです。
半巾帯でも素敵ですよ!
お着物上級者の方には、軽くて上品な大島紬がおすすめです。
帯は八寸の博多帯がおすすめです。
昔は献上博多帯が主流でしたが、今は博多帯にもいろいろな種類があります。
あっさりとした帯でもかっこよくまとまり、素敵なコーディネートになりますよ!
御召
御召とは、先染めの強撚糸(きょうねんし)で織られた着物のことです。
「高貴な方がお召しになる」ことから、「御召」という名がついたといわれています。
着心地が良くシャリ感があり緯糸に撚りをかけている為、シワになりにくい特徴があるので単衣仕立てがおすすめです。
先染めの着物ですが、唯一お茶会にも着ることが出来るんですよ。
若い方やお着物初心者の方には、茶色や濃い紺地に大胆な大柄の御召を大人かっこよく着こなすのがおすすめです。
お着物上級者の方には、小柄にグレーやベージュの淡い上品なお色の御召がおすすめです。
また、本塩沢御召は生地にシボがあり、絶妙な陰影があることによって奥行きが感じられ、更に上品に着て頂くことが出来ます。
さらに、縫い取り御召はとび柄で、小紋より格を高く着ることが出来ます。
帯は名古屋帯でも袋帯でも幅広く合わせることが出来ますが、先染めの着物ですからTPOに注意しましょう。
金糸や銀糸を用いた帯は合わせず、カジュアルにコーディネートして下さいね。

いかがでしたでしょうか。
その他にもカジュアルな着物には、ウールや綿、銘仙(めいせん)などもございます。