2025年11月21日

着物ビギナーさん必見!初めての“着物レンタル”完全ガイド 深谷本店

皆様こんにちは、いせや深谷本店の小林です。
今回は当店の着物レンタルについてお話させて頂きます。

 

「着物って素敵だけど、自分で揃えるのは大変そう…」「結婚式やパーティーで着てみたいけど、どれを選べばいいの?」

そんな風に思っていませんか?ご安心ください!

現代は、驚くほど手軽に、そしてリーズナブルに着物を楽しめる時代です。着物ビギナーさんにとって、最もハードルが低く、賢い選択肢。それが、着物レンタルです。

このガイドでは、初めての着物レンタルを成功させるためのステップから、いざという時に役立つ主要な着物の種類(黒留袖、色留袖、訪問着、色無地)の選び方・用途まで、完全網羅でお届けします。

さあ、憧れの和装デビューを、一緒に叶えましょう!

 

着物レンタルカタログはこちら


 

1. なぜ着物レンタルがビギナーにおすすめなの?

着物を一式揃えるとなると、着物本体、帯、長襦袢、帯締め、帯揚げ…さらに肌着や足袋、草履など、必要な小物の多さに目が回りますよね。レンタル最大のメリットは、その「手軽さ」に尽きます。

 

✅ メリット:もう何も考えなくていい!全てがセットに!

 

当店の着物レンタルは着付けに必要なものが全てセットになっています。本当に手ぶらでOKなんです。着用後のクリーニングも不要で、返却するだけで完了という手軽さは、忙しい現代人にとって最強の味方です。

  • 【着物一式】:着物、長襦袢、袋帯、帯締め、帯揚げ、重ね衿など
  • 【着付け小物】:肌着(肌襦袢)、裾よけ、足袋、帯板、伊達締め、コーリンベルト、腰紐、襟芯など
  • 【履物】:草履、バッグ

 

2. 失敗しない!着物レンタル利用の流れ(5ステップ)

きもの旅行

初めてでもスムーズに着物レンタルを利用するための、基本的な流れを解説します。

  1. 用途と日程を決める:「いつ」「どんな場所で」着たいのかを明確に。これが着物の種類(格)を決める最重要ポイントです。
  2. お店選びと予算設定:実店舗かネットかを決めます。特に当店では、品質の良いフォーマル着物を27,500円(税込)からフルセットでレンタル可能です。この価格帯から、後述する主要な着物(黒留袖、色留袖、訪問着、色無地)のレンタルが可能です。
  3. 着物とプランの選択:「小物一式・着物一式が全て揃っているか」を確認し、プランを選びます。
  4. 予約と決済:レンタル期間、着物の種類、サイズ(特に裄丈)を正確に伝えて予約します。
  5. 着用と返却:指定された方法で受け取り、期日までに返却します。

 

3. 【格と用途】これがわかれば迷わない!主要な着物の種類とレンタル価格

着物には「格(かく)」があり、TPOに合ったものを選ぶ必要があります。フォーマルなシーンで特に需要の高い4種類について、用途、特徴、そしてレンタル価格(目安)をご紹介します。

 

1. 黒留袖(くろとめそで)

 

詳細
用途 既婚女性の第一礼装(最も格が高い)。結婚式、披露宴における新郎新婦の母親、仲人夫人、親族が着用します。
特徴 地色が黒一色で、五つ紋が入っています。裾だけに華やかな絵羽模様が施されています。
レンタル費用 27,500円(税込)〜

 

2. 色留袖(いろとめそで)

 

詳細
用途 既婚・未婚を問わず着用できる礼装。結婚式・披露宴の親族やゲスト、格式ある式典やパーティー。
特徴 黒以外の地色で、裾だけに絵羽模様。紋の数(三つ紋、一つ紋)によって格を調整できます。
レンタル費用 27,500円(税込)〜

 

3. 訪問着(ほうもんぎ)

 

詳細
用途 未婚・既婚を問わず着られる準礼装。結婚式のゲスト、入学式・卒業式、七五三、お茶会など、幅広いシーンで活躍
特徴 肩から裾まで、全体にわたって流れるような絵羽模様が描かれているのが最大の特徴。色柄も豊富で華やかです。
レンタル費用 27,500円(税込)〜

 

4. 色無地(いろむじ)

 

詳細
用途 未婚・既婚を問わず着られる略礼装〜おしゃれ着。入学式・卒業式、お茶会、法事(地味な色)、ちょっとしたお出かけまで。
特徴 黒以外の地色が単色で柄がない紋の数と帯の組み合わせで、礼装にも普段着にもなる万能着物です。
レンタル費用 27,500円(税込)〜

 

4. 賢い選び方:柄、色、そして「サイズ」の重要性

着物選びで柄や色に目が行きがちですが、洋服以上に重要なのが「サイズ」です。

 

〇 最重要ポイントは「裄丈(ゆきたけ)」

 

着物レンタルで最も重要なのは「裄丈(ゆきたけ)」です。首の付け根から肩先を通り、手首のくるぶしまでの長さを正確に測りましょう。袖が合わないと、見た目が一気に野暮ったくなってしまいます。

  • 実店舗レンタル:可能であれば、必ず試着をしましょう。着姿全体を確認でき、着心地もチェックできます。
  • ネットレンタル:詳細なサイズ表記とモデル着用写真をチェックし、必要であれば補償サービスなどを賢く利用しましょう。

 

5. フォーマル着物の「格」を決める、紋の役割

着物の「格」を定める重要な要素が「紋」です。紋には「家紋」が用いられます。

紋の数 役割 主な着用着物
五つ紋 最も格式が高い(第一礼装) 黒留袖(必須)、色留袖
三つ紋 準礼装 色留袖、色無地
一つ紋 略礼装 訪問着、色無地

 

レンタルの紋:通紋(つうもん)が主流

 

レンタル着物の場合、通常は誰でも使える「通紋(つうもん)」が入っています。ほとんどのフォーマルな場でこれで問題ありませんのでご安心ください。


 

6. 【最終確認】当日の持ち物とチェックリスト:手ぶらでもこれだけは!

 

小物一式がセットになっているとはいえ、これは自分で用意すべき!というものがあります。

  1. ストッキング:足袋の下に履く(防寒・清潔維持のため)。
  2. ヘアアクセサリー:レンタルに含まれないことが多いので、着物に合わせて用意。
  3. メイク道具:化粧直し用。
  4. タオル薄手のフェイスタオル2〜3枚があると、着付け時の体型補正に使え、着崩れを防ぐのに役立ちます(レンタル店が用意する場合もあります)。
  5. 脱ぎ着しやすい服装:着付け前に脱ぐため、前開きの洋服などが便利です。

 

⚠️ 着崩れ対策の心構え

 

  • 座る時浅く腰掛けるようにし、背もたれに寄りかからない。
  • 立つ時:立ち上がるたびに、優しく着物を整える習慣をつけましょう。

 

7. 知恵袋:レンタルでよくある疑問Q&A

 

 

Q: 汚してしまったらどうなるの?

 

A:一般的な飲食による汚れなどは追加料金なしで対応いたします。(状態によってはクリーニング代をご請求する場合があります。)

 

Q: 寒い季節の防寒対策はどうすれば?

 

A: 首元が大きく開いたインナー(ヒートテックなど)を着用し、レンタル店で道行コートやショールを借りるか、持参しましょう。足袋の中にソックスを履くのも有効です。


 

8. 結び:和装デビューで最高の自分を

 

着物レンタルは、日本の美しい伝統文化を、最も手軽に体験できる現代のサービスです。

高額な買い物をする必要もなく、準備や後片付けの心配も無用。あなたのすべきことは、用途に合った「格」の着物を選び、最高の笑顔でその場を楽しむこと、ただそれだけです。

レンタル価格の目安は27,500円から。この費用で、黒留袖、色留袖、訪問着、色無地といったフォーマルな着物が着付けに必要な小物一式、着物一式が全て揃ったフルセットでレンタル可能です。

さあ、フルセットレンタルで手ぶら、そして自信を持って、特別な一日を彩りましょう!

 

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いせやグループは埼玉県深谷市・鴻巣市・東松山市・熊谷市・本庄市に店舗がある老舗呉服店です。

晴れの日の着物からカジュアル着物まで、呉服全般を取り扱っているほか、着物のお手入れのご相談なども承っております。

 

いせや呉服店では「前結びの着付け教室」を開催しております。ぜひお気軽にお越しくださいませ。

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