2023年12月9日

12/9~11「羽田家三代展」催事のご案内 深谷本店

いせや深谷本店にて、京都中信美術館から「羽田家のきもの」がいせや呉服店にやってきます!

京友禅の羽田家は、羽田登喜男、羽田登、羽田登喜の三代にわたって京都で手描き友禅作家として活動しています。羽田登喜男は、京友禅に加賀友禅を融合させた独自の技法で新境地を開拓した重要無形文化財保持者です。

2023年10月13日~2023年11月30日まで、京都中信美術館で「羽田家のキモノ展」を開催していました。
羽田展羽田展

~羽田工房の作品について~
「加賀友禅の世界」と「京友禅の世界」
友禅の世界を代表す二つの技法を見事に融合させ、独自の[羽田友禅]と呼べる芸術性の高い世界を確立したというのが羽田登喜男作品の特徴です。
創作の原点は「糸目糊置友禅」の技法です。
江戸時代に「宮崎友禅斎」から起こった友禅の基本技術を草花文様は「加賀友禅技法」を基本に、おしどり柄は「京友禅技法」を基本に高ふぉに昇華させ、体現させたのが羽田登喜男作品なのです。
しかし、羽田作品が「芸術作品」であるゆえんは、「確かなデッサンによる図案」や「全体に構図の精密さ」だけでなく、着物を一枚のキャンバスととらえ友禅技法により表現した「一幅の絵画」であるということは、言うまでもありません。

羽田友禅は分業ではなく今では珍しい全て自身で行っています。
生地選びの仕入れや、下書き、染め等全て自身でおこなっています。

羽田登喜男【重要無形文化財保持者】
京都の庭園や自然を愛し、花鳥風月に材を求める。特に、鴛鴦(おしどり)の文様は、独特のデザインに人気が高い。野の草花を、豪華な文様にデザインすることも。特徴的である。京友禅の世界に、加賀友禅を融合させた独自に境地を開く。京都府民を代表して、ダイアナ妃に贈られた振袖、祇園祭蟷螂山の懸装品、内部での展覧会で活躍。
羽田登喜男

羽田登【京都府指定無形文化財保持者】
羽田登喜男の長男として生まれ、文字通り工房に寝起きする幼少期を過ごした。思春期には「思いきり好きな事をしなさい。ただし、いずれは家業を継ぐこと」と父登喜男より言い渡され、書、日本画、サッカーに打ち込む。長じて、それらの体験が制作の基礎となることを実感する。具象、非形象にとらわれない、自在なものづくりにも、それは大きくかかわっているといえる。
以後も旅、出会い、非地上のふとしたできごと等あらゆる経験がものづくりに反映されていく。趣味の鮎釣りから、渓流など水の流れをモチーフにしたものも多い。生まれ育った京の町並みや、うつろいゆく四季の風景を叙情豊かに描く作風は、繊細でありながら力強い。
羽田登

羽田登喜
登喜男を祖父に、登の次女として羽田家に生まれる。
登喜男や登がそうであったように、登喜も幼い頃から絵を描くことが大好きであった。工房を遊び場に育ち、三代を担うものとして、様々な教育を受ける環境に導かれて行く。大好きな祖父登喜男、厳しい父の2人の仕事を間近で見ながら成長してきた。祖父、父にならった確かなものづくりに加え、自信が若い女性である事を活かした、愛らしく斬新なデザインが特色である。
登喜は、ものづくりに対し「上品」「可愛い」「純情」の3つを特に大切にしている。
現代の女性に素敵だと思ってもらえるようなものを作成してく。と語っている。
羽田登喜

是非この機会に羽田友禅を見にご来店くださいませ。

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「羽田家 三代展」

期間:2023年12月9日(土)~11日(月)
時間:10:00~18:30(最終日は17:00まで)
場所:いせや深谷本店(埼玉県深谷市仲町4-3)
電話番号:048-571-3161

 

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