2022年1月27日

小学校の入学式で着物を着たい方へ

着物の食べこぼし

1月も半ばを過ぎ、そろそろ梅の花も咲き始めそうです。

お正月気分が終わって、そろそろ春からの新年度の準備が気になりだす頃ですね。

この4月から小学校に入学予定のお子様がいらっしゃるご家庭では、ランドセルの準備も済んで、期待感にソワソワされているのではないでしょうか。

小学校の「入学式」は、学校生活をスタートするお子様にとってはもちろんですが、ご両親にとっても特別な記念日です。

実は今、小学校の入学式に着物で参加されるお母様が増えてきています! この機会に着付けを習って、素敵な着物姿で入学式に出席されませんか?

 

 

入学式に着物のお母さんはいるの?

昭和中期頃までは、入学式・卒業式と言えば、「着物に黒羽織のお母さん」というイメージでしたが、今は見かけないですよね(若いお母様はご存知ないかもしれませんね)。

そもそも「小学校の入学式に着物で出席する人はいるの?」「着物だと浮いてしまうのでは?」と、ちょっと不安になる方もいらっしゃるかもしれませんが、一時に比べて再び増加傾向にある印象です。

お子様の七五三詣りに着物を着るママが多くなっているので、入学式も着物で!というお母様が増えているのではないでしょうか。

私自身(スタッフ高橋)も二人の子供の母ですが、子供たちの入学式・卒業式にはすべて着物で出席しました。

我が子の入学式や卒業式は、子供の成長をあらためて感じることができる特別な日です。着物を着て出席することで、より厳かな気持ちでこの日を迎えることができて本当に良かったと思っています。

 

 

入学式にぴったりな着物は?

お子様の入学式には、洋服ならセレモニースーツなど「セミフォーマル」にあたる服装で出席します。

着物の場合には、訪問着や付け下げ、色無地などの「準礼装・略礼装」を着用します。

いせや呉服店では訪問着などのレンタルも行っておりますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。

 

「訪問着」「付け下げ」

訪問着・付け下げは、肩から胸元、袖、および裾に縫い目をまたいで繋がった柄(「絵羽模様」と言います)のある着物です。

訪問着は、「準礼装」として、入学式にぴったりな着物です。付け下げは訪問着よりも柄が少なくやや格下とされますが、入学式などのセミフォーマルシーンに着用できます。

なお、ぱっと見たところでは、訪問着とよく似ている着物に「色留袖」があります。黒留袖と同じで「裾」だけに絵羽模様が入っています。

五つ紋入りの色留袖は黒留袖と同格ですので、入学式には着用しません。一つ紋または三つ紋の色留袖なら「準礼装」の扱いになりますので、入学式にも着用できます。

 

 

「色無地」の着物

「色無地」や色無地に近い江戸小紋の着物も入学式におすすめの着物です。

色無地の着物は背中に一つ紋を入れることで、「準礼装」の扱いとなり、セミフォーマルシーンにぴったりな着物になります。

紋が入っていない色無地も、礼装用の袋帯を合わせればセミフォーマル向きになりますので、入学式に着て大丈夫ですよ!

むしろ、帯や小物合わせによって「カジュアル」にも「セミフォーマル」にもできるので、紋なしの色無地を選択される方も多いようです。

 

入学式には不向きな着物

色無地感覚の「江戸小紋」着物は例外となりますが、一般的な「小紋」の着物はカジュアルシーン向きですので、入学式には着用しません。

また木綿の着物やデニム着物なども普段着用の着物ですので、入学式などの装いとしては不向きです。

ポリエステル生地は正絹の代用として使われますので、訪問着や色無地などセミフォーマルシーンに適した着物なら、ポリエステルの着物でもまったく問題ありません。

 

 

入学式の着物を自分で着られる?

入学式当日は主役であるお子様の準備もありますので、朝早くから美容室に行って、着付けにヘアセットにというのは大変ですよね。

小学校の入学式の後も、入学式・卒業式のたびに着付けサービスを利用すると出費もかさみます(お子様が二人なら、さらに2倍です!)。

実は、お子様の小学校入学をきっかけに、着付けを習い始めるお母様も多いですよ!

入学式まで2か月ぐらいしかなくても大丈夫?と不安に思われるかもしれませんが、今から着付け教室に通っても、十分間に合いますよ!

 

 

「入学式までに着られるようになる!」という、はっきりとしたゴールが目の前にあると、着付け技術の上達も早いです。

短期集中の着付けレッスンでも、ちゃんとご自身で着られるようになりますのでご安心ください。

着物の着付けには色々な帯結びの方法がありますが、入学式で訪問着などに合わせるのは「袋帯」です。入学式に向けて、袋帯の結び方である「二重太鼓結び」ができるように特訓するのがおすすめです。

 

なお、カジュアル着物に合わせる「名古屋帯」の結び方は「一重太鼓」ですが、根本は同じなので、こちらもすぐにできるようになりますよ。

「後ろに手を回して帯を結ぶのが難しそう」と思われる方も多いと思いますが、いせや呉服店の「着付け教室」は、帯を身体の前で結ぶ「前結び」という方法です。

帯の形を確認しながらできますので、初心者の方でもきれいに結べておすすめの方法です。手ぶらで参加できる『無料体験レッスン』も行っておりますので、ぜひご利用くださいませ!

 

 

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いせや呉服店は、埼玉県内に7つの店舗を持つ老舗呉服店です。

振袖や七五三の前撮りにご利用いただけるおしゃれなフォトスタジオ「Komachi」もあります。

前結びの着付け教室や、着物を楽しむイベントも多数開催しておりますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。

 

 

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