鴻巣店 2021.03.26

成人式や卒業式終わってひと段落。でも振袖のお手入れどうしたらいいの？　鴻巣店

こんにちは！いせや・こまち鴻巣店の福島です。
いよいよ3月も終盤ですね。
今年も多くのお嬢様が卒業袴を選びにご来店されました。

皆様卒業式を楽しんで頂けたみたいで、スタッフ一同とても嬉しく思います。

最近では卒業式の袴をお召しになる際のお着物をお振袖にされる方も増えてまいりました。
振袖も長い分、とっても華やかで素敵になりますよ。

そして1月の成人式と3月の卒業式が終わり振袖どうやって保管しようとお悩みの方も多いと思います。

なので今回は【お振袖のお手入れについて】書いていこうと思います。

これからお振袖を決められるかたへ
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着る機会のない着物はクリーニングに出しましょう

長期間振袖を着る予定がない場合はクリーニングに出すことをおススメします。
本日はクリーニングに出すことのメリットを書いていきます。

1、汚れを落とす

シンプルですが大切なことです。汚れといっても目に見える汚れだけではございません。お召しになった場合は皮脂汚れは確実と言っていいほどつきます。
また長襦袢や振袖の衿にはファンデーションなどがついてしまうことも多々あります。皮脂汚れなどが付いたまま保管してしまうとしみになってしまいます。

2、点検になる

お振袖の裾やお袖は気づかぬうちに汚れてしまっている場合がありますので注意が必要です。しかし意外と見落としてしまいがちです。
ですがクリーニングをすることによってどこに汚れがついているか点検させて頂きますので安心です。

3、畳まれてくる

クリーニングから戻ってきたお着物は綺麗に畳まれて戻ってきます。
なので着物キーパーに入れて保管する。
もしくは桐たんすに入れて保管するだけで手間がかかりません。

お振袖の保管の注意点と対処法

1、湿気を避ける

お振袖は湿気に弱いです。湿気がついたままそのままにしてしまうと縮んでしまったりカビが生えたり虫に食べられたりしてしまいます。
お振袖をお召しになった際はまず陰干しをして湿気を払うことが大切です。
また陰干しをする際は晴れた日に挟まれている日中にしましょう。

2、直射日光を避ける

直射日光やお家の中でも電気の下などに長時間さらしてしまうと色焼けの原因になってしまいます。なので保管する際は暗くて湿気の少ない場所がベストです。

保管場所や方法

1、桐たんす

一般的に良いとされている場所は桐のタンスの中です。
桐たんすは湿気を吸ってくれる効果があります。そしてタンスの中なので光も当たらず色焼けの心配もございません。桐たんすの中で保管する場合は「たとう紙」にいれてタンスにしまいましょう。またお着物用の虫よけもいれておくとベストです。

たとう紙について

上のお写真がたとう紙です。この中にお振袖や長襦袢。そして帯などを入れます。
たとう紙も湿気を吸ってくれます。
新品のものは綺麗ですが時間が経つと黄色い斑点のようなものが出てきます。このサインが見られたらこれ以上湿気を吸収できないというサインなので新しいものと交換しましょう。

着物キーパー、帯キーパー

昔からあるお家には桐たんすがあるお家が多かったと思います。
しかし最近では桐たんすのないご家庭も多いとおもいます。
そんな方にお勧めなのが着物キーパー、帯キーパーです。
中にはチャック付きの大きな袋がはいっています。
その中にたとう紙に入れたお振袖を入れて空気を抜きながらチャックを締めます。
あとはベッドの下や直射日光や電気の周りを避けたタンスの上や中に保管するだけです。
これでカビや虫食いなどからお着物を守ってくれます。
保管の便利グッズも発売されているので利用してみるのも手です。

いかがでしたか？
今回はお振袖のお手入れ、保管方法について書いてみました。
卒業式が終わりましたので、正しく保管してお振袖をしっかり守りましょう。