振袖を着た後どうする？お手入れ・保管方法【アリオ深谷店】

👘 振袖のお手入れと保管のポイント

成人式や結婚式など、特別な日に着る振袖は、人生の大切な思い出が詰まった宝物です。高価なものだからこそ、正しいお手入れと保管を心がけ、次の機会でも美しく着られる状態を維持したいですよね。

「振袖の手入れってどうすればいいの？」「着た後はどう管理するの？」と悩む方のために、今回は着用後すぐにできるお手入れの基本から、長期保管のポイントまでわかりやすく解説します。

⚠️ 振袖のお手入れが重要な理由

振袖は絹を中心とした繊細な素材で作られており、手入れや保管を怠ると変色・黄ばみ・カビ・シミなどのトラブルが起こりやすくなります。

特に一度着た後は、そのままタンスにしまわず、必ずアフターケアを行うことが美しさを保つための鉄則です。

📝 着用後にまずやるべき3つのステップ

振袖を脱いだ直後、ただ畳んでしまうのはNG。以下の3ステップで振袖を休ませましょう。

1. ハンガーで陰干しする
   着用後の振袖には、汗や湿気が残っています。そのまましまうとカビや黄ばみ、縮みの原因になります。
   着物専用ハンガー、もしくは肩幅がまっすぐなハンガーにタオルをかけて振袖を吊るし、直射日光の当たらない風通しの良い室内で一晩陰干ししましょう。
2. 汚れの種類を確認する
   シミや汚れを見つけたら、絶対にこすらないことが重要です。汚れをこすると繊維に定着してしまい、落ちにくくなります。
   
   • 襟元・袖口の油性汚れ：ファンデーションや皮脂
   • 食べこぼし・飲みこぼし：時間が経つと変色する可能性
   • 泥はね・雨染み：裾や足元につきやすい
   汚れの場所や種類をメモして、早めに専門のクリーニング店に相談するのが安心です。
3. 自宅で洗濯は絶対NG
   振袖は絹製のため、家庭用洗濯機や洗剤で洗うと縮み・色落ち・織り目の崩れを引き起こします。自宅での洗濯は避けましょう。

🧺 振袖クリーニングの基本

「丸洗い」と「しみ抜き」の違い

• 丸洗い: 振袖全体を専門的にドライクリーニングし、全体の汚れを落とす
• しみ抜き: 部分的なシミや変色に対応

振袖の状態に応じて、最適な方法を選ぶことが重要です。

プロに任せるメリット

一度袖を通した振袖は、目に見えない汗や皮脂汚れが黄変として後から出てくることがあります。専門のクリーニングに任せれば、安心して長く着用可能です。

いせや呉服店では、振袖クリーニングの専門スタッフが在籍しており、安心してご相談いただけます。

🛍️ 長期保管のポイント

クリーニング後の振袖は、次に着る日まで美しく保管することが大切です。

1. 湿気・直射日光を避ける
   桐のタンスが理想：湿度調整機能があり、虫も寄せにくい
   通気性のあるたとう紙で包む
   押入れに入れる場合は上段（湿気が少ない場所）に収納しましょう。
2. 年1〜2回の「虫干し」を行う
   長期保管中も、年に1〜2回は陰干しで空気を通すことをおすすめします。
   梅雨前や湿度の低い秋晴れの日が最適で、たとう紙の交換も行うとより衛生的です。
3. きものキーパーで保管
   きものキーパーは、湿気・カビ・虫食いから振袖を守る高機能収納袋です。
   日本の高温多湿な気候でも、最大5年間の保管が可能で安心です。

💖 まとめ：振袖を美しく長く楽しむために

振袖は、一生に一度の晴れの日を彩るだけでなく、次の世代へ受け継ぐこともできる貴重な財産です。正しいお手入れと保管を行うことで、何年経っても美しい状態で着用できます。

いせや呉服店では、着用後の振袖メンテナンスや長期保管のご相談も承っております。ママ振袖の状態チェックや小物合わせも含め、トータルでサポートいたしますので、安心してお任せください。