アリオ店 2025.10.29

草履と下駄の違いとは？成人式や浴衣に合わせた履物選びを徹底解説【いせやアリオ店】

👘 振袖の足元を彩る履物の選び方

こんにちは。いせやアリオ店です。
成人式や特別な和装のシーンでは、振袖の美しさを引き立てる小物選びも重要です。
中でも「足元」を彩る履物は、着物全体の印象を大きく左右する大切なアイテムです。

「振袖を着る時は草履？それとも下駄？」
「浴衣と振袖で履物はどう違うの？」

そんな疑問を持たれる方も多いと思います。
今回は、和装の代表的な履物である草履と下駄について、その違い・特徴・選び方のポイントまで詳しく解説します。

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成人式や結婚式など、正式な場面で着用する振袖には、草履が基本です。
草履は、和装の中でも特に礼装や準礼装に用いられる高格式な履物で、振袖の華やかさを引き立てます。

色柄との調和：振袖や帯の柄に合わせた草履を選ぶと統一感のある上品な印象。バッグとセットでコーディネートもおすすめです。
サイズと鼻緒のフィット感：足のサイズに合っているか、鼻緒がきつすぎないか緩すぎないかを確認。履くうちに馴染みますが、最初からきついと痛みの原因になります。

一方、浴衣や甚平など、カジュアルな和装に合わせるのが下駄です。
日本の夏の風物詩としても知られ、気軽に楽しめる履物として親しまれています。

歯のある底：下駄の最大の特徴は台の裏にある「歯」。地面との間に空間を作ることで通気性が良く、夏でも蒸れにくい設計です。
木製が主流：桐や朴（ほお）などの木材で作られ、木目や質感を楽しめる素朴な風合いがあります。
多様な高さと形状：歯の高さはさまざまで、高いもの・低いもの、一本歯下駄や日和下駄、ぽっくり下駄など多彩な形があります。浴衣には比較的低めの歯のものが一般的です。
細めでシンプルな鼻緒：綿や麻素材で、細くシンプルなデザインが多く、浴衣の柄や色に合わせて選ぶ楽しみがあります。
カジュアルで涼しげな印象：全体的に素朴でカジュアルな雰囲気。夏祭りや花火大会など、気軽な場面にぴったりです。

一番重要なのは、振袖には草履、浴衣には下駄 という基本ルールです。
成人式や結婚式など格式の高い場で下駄を合わせると、せっかくの晴れ着姿が崩れてしまうので注意しましょう。

江戸時代の女性も草履や下駄を使い分けていた：当時も晴れの日には草履、普段着には下駄を履き分け、TPOを大切にしていました。
鼻緒の幅で履き心地が変わる：鼻緒の幅が広いと足への負担が少なく、長時間歩いても疲れにくいです。草履は華やかさ重視ですが、履き心地も忘れずにチェックしましょう。
草履は履き慣れが大切：草履は最初少し歩きにくく感じることがあります。成人式前に家の中で履き慣れておくと安心。鼻緒の当たる部分に絆創膏を貼ると靴擦れ防止になります。