鴻巣店 2023.03.24

刺繍半襟って何？どんな役割があるの？鴻巣店

皆さまこんにちは。
いせや鴻巣店の清水でございます。

3月になり、暖かい日が多くなってきましたね。
陽が沈むのも遅くなってきたのも、春を感じますよね。
我が家では、昨年植えてそのまま地中にあったヒヤシンスとムスカリの花が咲きました！
まだラナンキュラスは咲かないので、これから咲くのが楽しみです♪

さて3月中旬頃から、2024年に成人式を迎える方々の前撮り撮影が始まって参りました。
前撮り撮影は始まりましたが、まだまだお振袖内覧のご予約を受け付けております。

今回は、長襦袢に付ける「刺繍半衿」についてご紹介いたします。
これからお振袖内覧を控えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

刺繍半襟ってなに？

刺繡半襟は振袖など着物の下に着る「長襦袢」に縫い付ける、刺繍のついた襟のことです。
「半衿」や「半襟」とも書きますが、どちらも正解です。
通常の半襟は白色の無地ですが、お振袖などに合わせて襟元のコーディネートを楽しむのもおすすめです。

なぜ半襟を付けるのかというと・・・

長襦袢の襟の形を綺麗に
通常長襦袢の襟は柔らかいので、長襦袢に半襟を筒状になるように縫い付け、中に「襟芯」をいれることで襟の形がしっかりします。
またお振袖を着用する際は、襟を抜くので着姿も綺麗になります。

汚れの付着を防ぐ
襟の部分は、肌に近く触れる部分でもあります。
汗や皮脂・ファンデーションで汚れやすいですが、半襟を付けることで汚れてしまっても半襟を取り替えて頂ければ、長襦袢自体の襟は汚れなくて済みます。
中には長襦袢に引っかければ着用できると、勘違いされる方もいらっしゃるのですが、刺繡半襟を取り替える際には、長襦袢の襟に縫い付ける必要がありますのでご注意くださいませ。

刺繍半襟にはどんな種類のものがある？

【白地×白刺繍】

白の地色に白の刺繍がされた、シンプルな刺繡半襟です。
白に白だから目立たないのでは？と思う方もいらっしゃるかと思いますが、白の刺繍半襟にも良さがございます。

柄が多く華やかなお振袖や帯をお選びいただいた際に、柄や色のある刺繍半襟を入れてしまうと柄同士が喧嘩をしてしまいます。
せっかくこだわったコーディネートが、半襟一つで崩れてしまうのは悲しいですよね・・・
無地の白半襟もシンプルで素敵ですが、スッキリとしすぎてしまい胸元が寂しく感じます。
ですが、白の刺繍半襟はシンプル過ぎず主張しすぎず、ちょうどいいコーディネートに仕上がります。