深谷本店 2022.10.21

ママ振袖のコーディネートは？クリーニング方法は？深谷本店

こんにちは(*^-^*)いせや深谷本店のオバラです♪近くの公園ではイチョウの葉が鮮やかな黄金色に色付き、秋の深まりが感じられる昨今、いかがお過ごしでしょうか？今回は【ママ振りのコーディネート方法とクリーニング】についてお話したいと思います。

振袖は羽織ってみましたか？

まず、ママ振りが着ることが出来るか確認しましょう。正直、多くのお母様方は、「たためないから広げない」なんて声をよく聞きますが…ここは勇気をもって広げて下さい。もしも、たためないようであれば当店にお持ち頂ければたたませて頂きます。

広げる時の注意点

たとう紙から振袖を出す際は、金彩が剥がれない様に、ゆっくりと剥がしてください。また金彩が剥がれてしまう原因は【金彩を付けるために使われていた、糊が経年劣化をして貼り付いてしまうからです。】なので、金彩がある振袖は慎重に行って下さい。

寸法を見てみましょう

着装時の目安として母娘の身長差が±１０㎝未満であることです。

母とお嬢様との体型の違い

お嬢様の方が、１０㎝以上身長が高いと正直、お召しになって頂くのは難しいです。
お嬢様の方が、１０㎝以上身長が低い場合、お召しになって頂くことは可能ですが我慢のしどころです。

帯は進化しています

お母様の時代の袋帯は「ずっしりと重みがあるものが良い」とされて、ふくら雀が支流でした。しかし現在は、変わり結びが出来る長く軽い帯が支流となっております。新旧で重さは我慢できますが、帯の変わり結びに関しては長さ足りない為、どうしても変わり結びが難しい問題があります。

刺繍半襟は８～９割の方が付けています。

ママ振りを利用される方で、お母様の時代では殆ど付けることはなく、白い半襟のみでした。しかし、現在では前撮り撮影では顔をアップで写真も撮ることもある為、お顔周りのおしゃれも大事です。お値段もそんなに高くないので、是非オススメしたいお品物です。

振袖クリーニングはどうすればいい？

先日ご来店されたお客さまからの質問で、【着物の丸洗いは着物が傷むから丸洗いはしないほうがいいと祖母から言われたのですが？】と質問がありました。
今は技術が発達をしている為、着物を傷める心配はございません。
また、丸洗いをすることで振袖の表面の不純物が落ちる為、お色目がワントーン明るくなり、お客様から大変喜ばれます。
是非、ずっと着ていない着物は一度丸洗いをすることをオススメいたします。