[知っ得Weekly] 草履と下駄ってどう違う?違いを徹底解説! 東松山店
振袖姿を完璧に美しく見せるためには、着物だけでなく、小物一つ一つにもこだわりたいものですよね。特に、足元を彩る履物は、全体の印象を大きく左右する大切なアイテムです。
「振袖を着る時って、草履を履くの?それとも下駄?」 「浴衣の時と何が違うの?」
そんな疑問をお持ちのお母様やお嬢様もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、この「草履(ぞうり)」と「下駄(げた)」について、違いをご紹介いたします。
1. 振袖に合わせる「草履」とは? ~格式と美しさを兼ね備えた晴れの日の履物~
まず、成人式で着用する振袖に合わせるのは、間違いなく「草履」です。草履は、和装の中でも特に「礼装」や「準礼装」といった格式の高い装いに用いられる履物。振袖は、未婚女性の第一礼装ですから、それにふさわしい履物として草履を選びます。
草履の主な特徴
- 平らな底: 下駄のように歯(台の裏にある部分)がなく、全体的に平らな底をしています。安定感があり、長時間履いていても疲れにくいように工夫されています。
- 素材の多様性: エナメル、革、織物、金銀糸を使ったものなど、多種多様な素材で作られています。特に振袖用としては、光沢のあるエナメル素材や、金銀の箔が施された華やかなものが人気です。
- 高さのあるかかと: 振袖用の草履は、かかと部分が数センチから高いものでは8センチ以上と、ある程度の高さがあります。これは、振袖の裾を汚さないようにするためと、着物姿全体のバランスを美しく見せるためです。草履には、高さの異なる台が何枚か重なっているものもあり、これを「重ね草履」と呼び、より格式高く見えます。
- 鼻緒の柔らかさ: 草履の鼻緒は、一般的に下駄の鼻緒よりも幅が広く、柔らかい素材が使われています。これは、足の甲にかかる負担を軽減し、長時間歩いても疲れにくいように配慮されているためです。
- 装飾性: 金具や刺繍、ラインストーンなどで装飾された、非常に華やかなデザインが多いのが特徴です。振袖の柄や色に合わせて、統一感のあるものを選ぶことで、より一層引き立ちます。
草履を選ぶ際のポイント
振袖に合わせる草履は、振袖や帯の柄、色と調和するものが理想的です。最近では、バッグと草履がセットになったものも多く、コーディネートに悩む心配がありません。また、試し履きをして、足のサイズに合っているか、鼻緒がきつくないか、緩すぎないかを必ず確認しましょう。特に、鼻緒は履くうちに少しずつ足に馴染んできますが、最初からきつすぎると痛みを感じやすいので注意が必要です。
2. 浴衣等に合わせる「下駄」とは? ~気軽に楽しむ夏の風情と粋な履物~

次に、夏の普段着である浴衣や、甚平などに合わせるのが「下駄」です。下駄は、よりカジュアルな場面で用いられる履物で、日本の夏の風物詩ともいえる存在ですね。
下駄の主な特徴
- 歯のある底: 下駄の大きな特徴は、台の裏側に「歯」と呼ばれる突起があることです。この歯によって、地面との間に空間ができ、通気性が良く、夏の暑い日でも足元が蒸れにくいという利点があります。
- 木製が主流: 桐や朴(ほお)などの木材が主に使われています。木の質感や木目がそのまま生かされたものも多く、素朴な温かみがあります。
- 高さのバリエーション: 歯の高さは様々で、高いものから低いもの、歯のない「一本歯下駄」や「日和下駄(ひよりげた)」、底全体が厚い「ぽっくり下駄」など、多様な形があります。浴衣には、比較的低い歯のものが一般的です。
- 鼻緒のシンプルさ: 草履に比べて、鼻緒は細めでシンプルなデザインが多いです。綿や麻などの素材が使われることが多く、浴衣の柄に合わせて選ぶ楽しみもあります。
- カジュアルな印象: 全体的に、草履よりもカジュアルで、普段使いに適した履物です。
下駄を選ぶ際のポイント
浴衣に合わせる下駄は、基本的には好みで選んで大丈夫ですが、浴衣の色柄や雰囲気に合うものを選ぶと、よりおしゃれ度がアップします。履き慣れていない方は、歯の低いものや、台が広いものを選ぶと安定感があり安心です。また、鼻緒の裏側が柔らかい素材でできているものを選ぶと、足への負担が少なくなります。
3. 草履と下駄、決定的な違いと使い分けのポイント
ここまで草履と下駄それぞれの特徴を見てきましたが、改めてその違いと使い分けのポイントをまとめましょう。
|
項目 |
草履 |
下駄 |
|
使用場面 |
礼装・準礼装(振袖、訪問着、付下げなど) |
普段着(浴衣、甚平など) |
|
格式 |
高い(フォーマル) |
低い(カジュアル) |
|
底の形 |
平らで歯がない |
歯がある(一部除く) |
|
高さ |
かかとが高め(3~8cm以上) |
歯の高さは様々 |
|
素材 |
エナメル、革、織物、金銀糸など |
桐、朴などの木材が主流 |
|
鼻緒 |
幅広で柔らかく、華やか |
細めでシンプル、綿・麻など |
|
印象 |
優雅、上品、華やか |
素朴、涼しげ、粋 |
一番大切なのは、「振袖には草履、浴衣には下駄」というルールを覚えておくことです。成人式という人生の大きな節目に、格式ある振袖をお召しになる際には、必ず草履をお選びください。間違って下駄を合わせてしまうと、せっかくの晴れ着姿が台無しになってしまいます。
また、草履は、履き慣れないと最初は少し歩きにくく感じるかもしれません。成人式の前に、少しだけ家の中で履いて慣らしておくのも良いでしょう。鼻緒が当たる部分に絆創膏などを貼っておくと、靴擦れ対策になりますよ。
いかがでしたでしょうか? 草履と下駄、一見すると似ているようで、実は全く異なる役割と特徴を持っていることがお分かりいただけたかと思います。
お嬢様にとって一生に一度の成人式。最高の振袖姿で、晴れやかな思い出を作っていただきたいと心から願っております。足元まで気を配ることで、きっと自信を持って最高の笑顔を見せてくれることでしょう。
もし、草履選びで迷われたり、何かご不明な点がございましたら、いつでもお気軽に私ども呉服店のスタッフにご相談ください。皆様のお嬢様が、心に残る素晴らしい成人式を迎えられるよう、精一杯お手伝いさせていただきます。
このブログ記事が、皆様の振袖選びの一助となれば幸いです。

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