東松山店 2025.08.17

長襦袢の半衿ってなに？刺繍半衿を付けるメリットと注意点とは？東松山店

こんにちは！いせや東松山店池田です。
振袖姿をさらに華やかに、そして美しく見せるための大切なアイテムがいくつかあります。
その中でも、特にこだわりたいのが「半衿（はんえり）」です。
今回は半衿についてお話させていただきます。

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ご来店お待ちしております。

「長襦袢（ながじゅばん）」に縫い付けて使うこの半衿。
最近人気の刺繍半衿（ししゅうはんえり）のメリット、
そして選ぶ際の注意点まで、振袖姿をより素敵にするための情報をお届けします。

半衿ってなに？その役割と種類

まず、半衿の基本的な役割についてご説明します。

半衿の役割

半衿は、振袖を着る際に肌着の上に着用する「長襦袢」の衿に縫い付けて使用する衿のことを指します。
その役割は主に以下の2つです。

汚れ防止：長襦袢の衿は、ファンデーションや皮脂、汗などで汚れやすい部分です。長襦袢はめったに洗うことができませんが、半衿を縫い付けておけば、汚れたら半衿だけを外して洗うことができます。これにより、長襦袢を清潔に保つことができます。
装飾（おしゃれ）：振袖を着たとき、半衿は顔のすぐ下、首回りに見える部分です。振袖姿全体の印象を大きく左右する重要なポイントであり、おしゃれを楽しむためのアクセサリーとしての役割も担っています。

半衿の種類

半衿には、素材や柄によってさまざまな種類があります。

無地の半衿：白や淡いピンクなど、無地の半衿はどんな振袖にも合わせやすく、清潔感があります。フォーマルな場では白い半衿が一般的です。
柄物の半衿：花柄、古典柄、モダンな柄など、さまざまな柄がプリントされた半衿です。振袖の柄と合わせたり、差し色として使ったりします。
刺繍半衿：生地に刺繍が施された半衿です。立体的な模様が美しく、最近の振袖姿では特に人気があります。

振袖姿に華やかさをプラス！刺繍半衿を付けるメリット

数ある半衿の中でも、特に成人式の振袖姿で人気が高いのが「刺繍半衿」です。
ここでは、刺繍半衿を付けることで得られるメリットについてご紹介します。

1. 顔周りを華やかに彩り、写真映えする

振袖を着たとき、半衿は顔のすぐ下にあるため、周りの人の視線が最も集まる部分の一つです。

刺繍半衿は、繊細で立体的な柄が施されているため、顔周りをパッと明るく、華やかに見せてくれます。特に成人式では多くの写真を撮る機会があります。スタジオでの前撮りや、当日の写真撮影で、刺繍半衿の華やかさが際立ち、より美しい写真に仕上がります。

2. 個性を演出できる

振袖は古典柄、モダン柄、レトロ柄などさまざまな種類がありますが、刺繍半衿も色や柄が非常に豊富です。振袖の柄や色と合わせるだけでなく、あえて差し色となるような色を選んで個性を出すこともできます。

たとえば、赤い振袖に金や白の刺繍が入った半衿を合わせれば、王道の華やかさを演出できますし、緑色の振袖に赤い椿の刺繍が入った半衿を合わせれば、レトロでかわいらしい雰囲気になります。

3. コーディネートの幅が広がる

振袖のコーディネートは、振袖本体のほかに、帯、帯揚げ、帯締め、重ね衿、そして半衿と、たくさんのアイテムで構成されます。

刺繍半衿は、これらのアイテムの色や柄と組み合わせることで、さまざまな表情を作り出すことができます。同じ振袖でも、半衿を変えるだけで、全体の印象を大きく変えることが可能です。

失敗しないための刺繍半衿の選び方と注意点

刺繍半衿は振袖姿を美しく見せてくれる反面、選び方を間違えると全体のバランスを崩してしまうこともあります。ここでは、刺繍半衿を選ぶ際の注意点についてお話しします。

1. 振袖や帯、小物との相性を考える

刺繍半衿は単体で見るのではなく、振袖や帯、重ね衿、帯揚げ、帯締めといった他の小物とのバランスを考えることが大切です。

色と柄のバランス：
- 振袖にたくさんの色や柄が入っている場合：半衿は少し控えめな色や柄を選ぶと、全体がごちゃごちゃせず、上品にまとまります。白や淡い色に金糸の刺繍が入ったものがおすすめです。
- 振袖が無地に近い、またはシンプルな柄の場合：華やかな色や大胆な柄の半衿を選んで、アクセントにすることができます。
全体の調和：
- 振袖が古典柄であれば、古典的な柄（菊や梅、桜など）の刺繍半衿を選ぶと、統一感のある着こなしになります。
- 振袖がレトロモダンな柄であれば、椿やバラ、蝶などのモダンな柄の半衿も素敵です。

2. TPO（時間・場所・場合）を意識する

成人式では、ある程度華やかな半衿でも問題ありません。しかし、もし今後、卒業式や結婚式などでも同じ長襦袢を使用する場合、シーンに合わせた半衿を選ぶことが大切です。

お祝いの席（結婚式など）：金や銀の刺繍が入ったものは華やかでお祝いの席にぴったりです。
卒業式：袴（はかま）と合わせる場合、袴の雰囲気や好みに合わせて半衿を選びます。

よくある質問と答え

Q1：半衿は自分で縫い付けないといけないんですか？

A1：はい、基本的にご自身で縫い付けていただくことになります。
慣れていないと難しく感じるかもしれませんが、裁縫道具があればご自宅で簡単にできます。
自分で縫うのが不安な方は、購入するお店で相談してみるのも良いでしょう。
もちろん、当店でも縫い付けサービスを承っておりますので、お気軽にご相談ください。

Q2：成人式が終わったら、半衿は外してもいいですか？

A2：はい、着物や長襦袢をしまっておく前に、クリーニングに出すか、汚れてしまった半衿は外しておくことをおすすめします。
汚れを放置すると、長襦袢にシミが移ってしまう可能性があります。
外した半衿はご自宅で優しく手洗いするか、クリーニングに出してください。

迷ったときは、ぜひお持ちの振袖や帯、小物をすべてお店にお持ちいただいて
、実際に合わせてみることをおすすめします。
当店のプロの販売員が、お客様にぴったりのコーディネートを
ご提案させていただきますので、ご安心ください。

半衿は、振袖姿の印象を大きく左右する、縁の下の力持ちのような存在です。
特に刺繍半衿は、顔周りを華やかに彩り、写真映えする大きなメリットがあります。

ご自身の振袖にどんな半衿が似合うか、じっくりと吟味してみてはいかがでしょうか？

東松山店では、専門のスタッフがお客様の振袖姿をより美しくするための

アドバイスをさせていただております。半衿選びでお悩みの方は、ぜひお気軽にご来店ください。

ご予約もお気軽にどうぞ