鴻巣店 2022.08.27

これからお嬢様の振袖を選ぶ方へ振袖の各部名称紹介＠鴻巣店

皆さんこんにちは！
いせや鴻巣店の三村です！

皆さんは、お盆休みどのように過ごされましたか？
夏休みを利用して御家族様やお友達と久しぶりに会った方もいらっしゃいますよね！
私は家族とお墓参りに行き、普段は家族揃って食事ができませんが一緒に食べることが出来ました。
子供が小さい頃は、家族揃って食べていましたが、だんだんと学校や部活やバイトでそれも難しくなってしまいます。

今回は、これからご成人式の準備をお考えのお嬢様と御家族様に向けて、振袖の各部の名称をご紹介させて頂きたいと思います。
実際にお嬢様とお振袖を選びに行かれる前に、豆知識として頂けましたら、幸いです。
ぜひ参考にしてみてくださいね。

振袖ってどんな着物なの？

まず最初に、ご成人式の時に着る振袖についてご説明させていただきます。
振袖は、ミスの第一礼装（最も格式が高い着物）です。

日本の伝統文化として、二十歳のお嬢様がお祝いのと節に着られます。
ご自身のご成人式の他、結婚式の参列者、パーティー、卒業式にも着られます。
振袖は、長い袖と振りで厄を払い、幸せを呼び込むとも言われております。
また、着物の中でも一番華やかでもあります。

ほとんどのお嬢様が、着物は七歳のお祝いの時から、小学校・中学校の時に、夏祭り・花火大会・盆踊りなどで、浴衣や甚平は着ても、それ以外に着てないのではないでしょうか？
お子様が、13歳の時におこなう十三詣り（十三参り）に着る機会はありますが、私も娘がおりますが着物は着せておりません。
現在では、関西地方・京都ではおこなわれているようですが、関西地方では少なくなっております。

最近、いせやこまち鴻巣店でも、10歳のお子様がハーフ成人式（1/2成人式）をおこなう方も増えてきております。
お嬢様ご本人も、振袖を画像や写真でしか見たことがないと思います。
実際に振袖を選ばれる前に振袖の各部名称をご紹介いたします。

振袖の各名称

※着物は全て、着た時に自分の体の中心より左側を上前（うわまえ）、右側を下前（したまえ）といいます。
※着物を着る時には、前身頃は右側を先に合わせてから、左側の前身頃を重ねて着ます。
※着物の身頃は、大きく四つに分かれていて、左右対称となっております。

●衽（おくみ）・・・幅15㎝の前身頃に付いている部分です。

●前身頃・・・脇縫い目より衽付け縫い目までの部分で、左側を上前前身頃と、右側を下前後身頃があります。

●後身頃・・・背中心（背縫い）より左側を上前後身頃と、右側を下前後身頃があります。

●掛襟（かけえり）・・・共衿（ともえり）とも言います。
幅11㎝、丈50㎝、背中心（背縫い）より首周りから胸の辺りまで付いています。

●袖・・・左側を上前袖、右側を下前袖といいます。

●袖付け・・・肩山から身頃に袖が付いている縫い目のことです。

●身八つ口（みやつぐち）・・・袖付けより下の、前後の身頃の空いている（15㎝）部分です。

長襦袢の各名称

次に、振袖の下に着る長襦袢についてご説明させていただきます。
長襦袢は、着物を着る時には必ず着ます。洋服で言うと、インナーウエアーのことです。
露出防止や、着た時にべたつき防止、防寒対策の役割を果たします。
振袖の下に着るので、実際には襟と袖の振の部分が少し見える程度です。
また、振袖用の長襦袢の色は、ピンク色が多いです。