東松山店 2023.09.09

着物をクリーニングに出すタイミングは何時がベスト？　東松山店　

皆さんこんにちは、いせや東松山店のゆりです！
夏は終わりましたが、まだまだ天気と気温も不安定で暑くてじめじめとした日がつづいていますね…
私はまだまだクーラーが手放せなさそうです…

でももう９月に入り、ゆっくりと着るものも衣替えをしていかないといけないですね、気温を見て体調を崩さないようにしていきましょう！

洋服も衣替えをする今の時期で、お着物も９月に入り『単衣』のお着物に変わっています。
では今まで着ていた『薄物』のお着物はどうしたらいいのか？
また普段からお着物を着てはいないけれど、お祝いの席に参加した時や準備の際に『着物はいつ・どのタイミングでクリーニングに出すべきなのか？』とお悩みになる方も多くいらっしゃるかと思います。

今回は、着物をクリーニングに出すタイミングについて細かくご紹介していきます！

クリーニング

着物のクリーニングに出すタイミングは【衣替えの時】【着た後に次に着用するまで時期が空く時】【目立つ汚れがついてしまった時】とございます。

まず一つ目の【衣替えの時期】
こちらは普段から着物を着用する機会が多い方に当てはまるタイミングです！
お着物は洋服よりも細かく月ごとに着る種類が変わってきます。

例えば10月から５月は『袷（あわせ）』の着物といった、胴裏、袖裏、裾回しなどの裏地を付けて仕立てられているお着物。重厚感があるものなので、写真映えもし最初に着物を作る時はこの『袷（合わせ）』の着物を作るかたが多いです。

次に６月・９月に着る『単衣（ひとえ）』の着物。
表地は先ほどの袷と同じものですが、裏地を全て除いて仕立てた着物です。春から夏・夏から秋にかけての季節の移り替わるような時期に着用します！

そして７月・８月の『薄物（うすもの）』の着物です。
こちらは今までの袷・単衣の着物とは表地から変わって、絽（ろ）や紗（しゃ）などの風通しがよくした布地で仕立て上げられたお着物です。こちらは裏地もつけず、生地も薄く風通しが良いものなので軽く涼しいお着物です。

このようにお着物は月によって着る着物の『生地』や『仕立て』が変わってきます。
もちろん気候になどによって多少の変動はありますが、基本的には上記のタイミング・時期で衣替えをします。

なのでこの衣替えをする次の時期のお着物にするタイミングで、今まで着ていたお着物をクリーニングに出すことがおススメです！
そうすれば次に着る時にはまた綺麗な状態でスムーズに衣替えをすることが出来ます！

また、振袖をクリーニングに出す際は前撮りの前に余裕を持って一度クリーニングをしておくか
前撮りと成人式が終わってからがおススメです！

「当分着ないかな」と思ったら、しまう前に一度クリーニングに出し
綺麗にしておきましょう！！！

そして二つ目【着た後に次に着用するまで時期が空く時】
こちらは特に成人式（二十歳を祝う会）での『振袖』や冠婚葬祭などのタイミングでお着物を着る方。

普段はあまりお着物を着る機会はないが、冠婚葬祭用の『留袖』をお持ちだったり、成人式などの『振袖』を自身でお持ちの方は特定のタイミングでは着るけれど、着用する時期が長い間隔が空いてきます。

ですので着用後にすぐまた着るご予定が無い場合は、仕舞ってしまう前に一度クリーニングに出すのがオススメ！
お着物は着用している間『帯』周りが特に汗がかきやすくなってきます。脱いですぐには汗染みなどは目に見えにくいですが、時間が経ってしまうと汗染みは落ちにくくもなってしまいます。
その他にも長期間お手入れをしていないと『カビ』なども出てきてしまい、次に着用する際に大変になってしまいます。
なので着用する期間がしてしまう場合は、着用後に『丸洗い』や『汗抜き』をしてからの保存をしましょう！

最後に【目立つ汚れ・シミが付いてしまった時】
こちらは今までの二つのタイミングに加えて、と考えて頂ければと思います。
衣替えのタイミングではないけれど外出の際に汚れてしまった時や、女性は特に衿元のでお化粧のファンデーションなどの油汚れが付いてしまいやすいです。

気をつけていても汚れが付いてしまう時はあるので、その際はそのまま放っておかずにすぐにクリーニングに出しましょう！
お着物の表面だけであれば落ちやすいですが、繊維までシミや汚れが染み込んでしまった場合は取れなくなってしまう場合もございます。
お早めに対処をして手遅れになってしまわないようにしましょう！

着物の保管

最後に綺麗にしたお着物の保管についてです！

お着物は『たとう紙』に入れ桐のタンスでの保管が良いとされています。
また定期的な虫干しや換気などの直接日の当たらないところで風通しを良くして干してあげることも大切です！

ですがそんな風に定期的に管理をするのが大変…と思う方もいらっしゃるかと思います。
そんな方のためにいせや呉服店では『きものキーパー』といった商品をご用意しております。

こちらはたとう紙に入れたまま大きなジップロックのような袋に着物を入れるだけで、簡単に着物を保管しておくことができる商品です。

紫外線をカットし、着物の変色も防いでくれるほかにもカビや湿気・虫害からも守ってくれます。
防虫剤は一緒に入れる必要はなく、虫干しも不要で５年間はそのままで大丈夫です！
５年経った場合はまた新しいきものキーパーに入れ替えれば大丈夫！
めんどくさいと思いがちな着物の保管がとても楽になる優れものなので、まだお持ちでない方はぜひお買い求めください♩

せっかくの素敵なお着物、クリーニングと保管をしっかりとして長く綺麗に着用し続けられるようにご参考にして頂ければと思います♪
自分での判断が難しい…という方はぜひ一度お店までご相談にご来店ください！
スタッフ一同お待ちしております。

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