東松山店 2025.09.08

振袖の小物、これ何に使うの？初心者でも分かる徹底解説！・東松山店

こんにちは！いせや東松山店池田です。
今回は振袖に使用する小物について解説をさせていただきます。

成人式や前撮りで着る振袖。色や柄を選ぶのは楽しいけれど、
「小物」については「何が何だか分からない」という方も多いのではないでしょうか。
振袖の小物は単なる飾りではなく、それぞれに重要な役割があります。

振袖を着る上で欠かせない小物たちを、写真つきでわかりやすく徹底解説します！
小物選びがもっと楽しくなり、自分だけのスタイルを完成させることが
できますようにお手伝いさせていただきます。

当店でも振袖選びのお手伝いをさせていただきます！
わからないことがありましたらお気軽にご相談ください。
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振袖の小物は全体の印象を左右する「縁の下の力持ち」

振袖の小物は、大きく分けて
「着付けに必須で着姿を美しく見せるもの」
「コーディネートのアクセントになるもの」
の2つに分かれます。

振袖の美しいシルエットを作り出すための機能的な役割と、
全体の印象を華やかにする装飾的な役割を兼ね備えています。

小物の選び方ひとつで、古典的な雰囲気にしたり、
今っぽくモダンな印象にしたり、自分らしさを表現することができます。

着付けに必須な小物：美しい着姿の土台を作るアイテム

こちらの小物は、振袖を正しく、そして美しく着付けるために不可欠なものです。
1つずつ解説していきます。

肌襦袢・裾除け（またはワンピースタイプ）

用途： 着物の下に着る肌着です。汗を吸い取って着物が汚れるのを防ぎ、滑りが良くなることで着付けがしやすくなります。裾除けはお腹や腰の補正にもなります。
選び方のポイント： 普段着ているインナーよりも少しだけゆったりとした
サイズを選びましょう。

長襦袢

用途： 振袖のすぐ下に着る着物の形をしたものです。長襦袢の上に振袖を着ることで、襟元や袖口、袖のたもとから色や柄がわずかに覗き、着こなしに奥行きを与えます。
選び方のポイント： 振袖と合わせてレンタルや購入することがほとんどです。振袖の寸法に合わせて選びます。

半衿（はんえり）

用途： 長襦袢の襟につける白い布（色のあるものもあります）のこと。
お顔に一番近い部分なので、
レフ板効果で顔色を明るく見せる効果があります。
また、汚れやすい襟元を保護する役割も果たします。
選び方のポイント： 白いものが基本ですが、刺繍が入ったものや色の半衿もあります。
古典柄の振袖には豪華な刺繍半衿、モダンなお振袖にはシンプルな刺繍半衿がよく合います。

衿芯（えりしん）

用途： 長襦袢の半衿の中に差し込み、襟元をしっかりと固定し、
衣紋の美しいカーブを作ります。
選び方のポイント： プラスチック製やメッシュ製など様々な種類があります。
お好みの着姿や季節に合わせて選んでください。

腰紐（こしひも）

用途： 着物を着付ける際に、位置を固定するために使う紐です。
着崩れを防ぐ上でとても重要です。
選び方のポイント： 素材によっては滑りやすいものや、太くて着姿に影響するものがありますので、滑りにくいものを4～5本ほど用意しておくと安心です。
体型によっては長さも必要になります。

伊達締め（だてじめ）

用途： 着物と長襦袢の胸元や衿、腰回りを固定する幅広の締め具です。
腰紐よりもさらにしっかりと固定し、着崩れを防ぎます。
選び方のポイント： 昔ながらの博多織のものや、ゴムのマジックテープ式や、
通気性の良いメッシュ素材などがあります。
着物にも長襦袢を着る際にも使用する場合がほとんどですので
締め具合などのお好みで選んでください。

コーリンベルト

用途： 着物の衿元と重ね衿を固定し、はだけるのを防ぐゴム製のベルトです。
胸元の合わせを美しく保ちます。
選び方のポイント： ゴムやクリップが経年で劣化しやすい道具ですので、
以前にご用意したものの場合はゴムが伸びきっていないか、
クリップにしっかり挟める力はあるかどうか必ず確認しましょう。

帯板（おびいた）

用途： 帯を締めるときに、帯の前と後ろの部分に入れる薄い板です。
帯にシワができるのを防ぎ、美しい帯の状態を保ちます。
選び方のポイント： 前板用と後ろ板用があります。
前板は幅広のもの、後ろ板は細身のものが一般的です。

帯枕（おびまくら）

用途： 帯を結ぶときに、お太鼓部分の形をふっくらと美しく見せる役目と
帯が下がらないように土台となるものです。
選び方のポイント： 振袖の帯結びは華やかなものが多いため、
帯枕についている紐はしっかりしているものを選びましょう。

三重紐（さんじゅうひも）・三重仮紐

用途： 帯を立体的に結ぶ際に使う、ゴムが3本ついた特殊な紐です。
様々なかわいい飾り結びをする際に欠かせません。
選び方のポイント： 振袖の華やかな帯結びには必須のアイテムですので、
ゴムのしっかりしたものを用意しましょう。

着姿を美しく見せる小物：コーディネートの核となるアイテム

振袖の印象を大きく左右し、コーディネートの主役級となるアイテムになります。

帯

用途： 選び方のポイント： 振袖には「袋帯」を合わせます。
金糸や銀糸がふんだんに使われた華やかな帯が主流ですが、
最近では白地の帯も増えています。
古典柄の振袖には伝統的な柄の帯、モダンな振袖には洋風の柄や
シックな色の帯を合わせると素敵です。

帯締め（おびじめ）

用途： 帯の真ん中を締める紐です。帯を固定する役割だけでなく、
コーディネートのアクセントにもなります。
選び方のポイント： 房や飾り玉がついたもの、パールやラインストーンが
ついたものなど種類が豊富です。
色を差し色にしてトータルで雰囲気を合わせると素敵です。

帯揚げ（おびあげ）

用途： 帯の上から少しだけ見せる布のこと。帯枕にかぶせて、
帯と振袖の間の隙間を埋め、全体のバランスを整えます。
選び方のポイント： 縮緬（ちりめん）や絞り（しぼり）のものが一般的ですが、
レースなどもあります。
色や柄で個性を出したり、しめ方の形で雰囲気を変えて個性を出すこともできます。

重ね衿（かさねえり）

用途： 振袖の襟元に差し込む、別名「伊達衿（だてえり）」とも呼ばれる布です。
何枚もの着物を重ねて着ているように見せる、お祝い事ならではの縁起の良い小物です。
選び方のポイント： 振袖の差し色にすることが多いです。
お顔の近くですので、華やかにするのもおススメです。
パールやスワロフスキーやレースのついたものもお洒落です。