深谷本店 2022.02.15

持込みプラン（ママ振）で成人式を考えている方必見！注意するべき5つのこと。　深谷店

こんにちは、深谷本店の「かわべり」です。

まだまだ寒い日が続きますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか？
コロナの感染が大きくなって、我が家の子供たちは試験が延期になったり、部活動が中止になったりと家にいる時間が多くなり暇を持て余してしまっています。
私も感染予防で常にマスクをしていますが正直、私はマスクが苦手なので早くマスクをしなくてもいい日常が戻ってきたらと願っています。

持ち込みプラン（ママ振）で電話でのご予約や、ご来店をしたお客様に必ず確認をしていることがあります。
これが、注意するべき事！　だと思いますので、ご紹介いたします。

【　注意するべき５つのこと　】

1、お母様の振袖を見ていますか？

まず、お母様に伺うのが「お嬢様はお母様の振袖を見ていますか？」です。
ここで1番知りたい事は　＜お嬢様が振袖を見てどう感じているのか＞なのです。が、聞いてみると、意外とお母様の実家に置いてあってまだ見ていないという事が多いです。

また、「こんな感じの振袖だよ」と話してありますや、「写真では見せました」という方もいます。話だけではイメージが湧きにくいですし、写真も時間が経ってしまっているので鮮明ではないので、やはり実際に振袖を見てほしいです。

2、着てみたこと（はおったこと）はありますか？

サイズが合いそうなのか？　という事で聞いています。
たいていの返事が、「まだないです」と返ってきますので、サイズが合うか大丈夫か、合わせてみましょうと伝えて確認をさせて頂きます。ただ稀に「着てみました」と返ってくると「おっ」と驚いてしまいますが、どうでした？

と着てみたお嬢様の感想を聞く事ができるので助かります。

また、お母様とお嬢様の身長差が10ｃｍ位になってしまうと、綺麗に着ていただくのは難しいのでお母様に伝えて、他のプランへのおすすめをします。また、丈が大丈夫でも、今のお子様は手が長いので、ゆき（手のところ）が短くなってしまう事も多くあります。サイズに関しては着て頂いて1つ1つ確認しながら納得をしていただくようにしています。

３、振袖の状態は？

成人式に着た後に何度か着たり、身内の方に貸して着てもらったりしている場合、シミや汚れが無いか、しわになっていないかを診ておいた方がいいと思います、気になる様ならクリーニングに出した方が良いでしょう。
心配なのは、成人式の後は全く着ていなくて、しまったままになっている場合です。
正絹の着物は1年に1度は陰干しをした方がいいのですが、着る機会もないと忘れてそのままというケースが多いようです。そうなってしまうと、正絹の着物は湿気が大敵なので、カビの原因になりシミになっている事もありシミ取りをしないといけない事もあります。また、昔の人は防虫剤を入れていることも多く、防虫剤の臭いがしっかりと振袖についてしまっている事もあり、その場合は、クリーニングだけではなく、更に臭いを取らなければならないので、費用と時間がかかってしまいます。

４、小物は揃っている

皆さん何となく振袖を着るのに必要なものは、振袖と帯と・・・、あと何だろ？という方が多いと思います。私もこの仕事をしていなかったら全く分からないですから、よくわかります。
では、まず書き出してみます。

①着姿

・振袖　・袋帯　・長襦袢　・重衿　・帯じめ　・帯揚げ　・半襟　・髪飾り

・ショール　・草履・バックセット

②着付け小物

・肌襦袢　・裾除け　・帯板（前・後ろ）　・帯枕　・腰紐（4本）　・伊達締め（2本）　

・コーリンベルト　・三重仮紐　・衿芯　・足袋

いかがでしょうか？チェックをしてみてください。あとは、着付けをする方によって、補正用のタオルなどが必要になりますので、お願いをするところにしっかりと確認をするようにしましょう。