知っ得 2025.08.14

［知っ得Weekly］振袖の柄に隠された意味とは？厳選５つの柄をご紹介！　東松山店

振袖は、未婚女性の第一礼装として、成人式や結婚式など晴れの舞台で着用される特別な着物です。その華やかで美しい柄一つひとつには、実は古来より伝わる意味や願いが込められているのをご存知でしょうか？

この記事では、振袖を彩る代表的な柄に込められた意味をご紹介します。柄の意味を知ることで、自分にとって特別な一枚を選ぶ手がかりになったり、お気に入りの振袖にさらに愛着が湧いたりするかもしれません。

この記事が、あなたの振袖選びをより豊かなものにする一助となれば幸いです。

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桜：さくら

桜は多くの花が一斉に咲き誇る姿から、物事が栄える「繫栄」や「豊かさ」を象徴しています。また、新しい生活が始まる春に咲く花であることから、「門出」や「物事の始まり」といった意味も込められています。華やかな未来への願いや、新しい人生を力強く歩んでいくという決意を込めるのにふさわしい柄と言えます。

椿：つばき

椿は冬の寒さに耐え、いち早く美しい花を咲かせることから、「高貴さ」や「美しさ」の象徴とされています。その凛とし姿は、成熟した女性の美しさを表すのにぴったりです。また、冬の厳しい寒さの中でも鮮やかな花を咲かせる椿は「生命力」の強さの象徴です。成人うを迎える女性にふさわしいポジティブな意味が沢山込められています。

蝶：ちょう

蝶は幼虫からさなぎを経て美しい蝶へと姿を変えることから、「成長」や「変身」の象徴とされています。人生の大きな節目である成人式を迎える女性が、美しく成長して、さらに羽ばたいていくという願いが込められています。

貝桶：かいおけ

貝桶は古くから高貴な身分の女性や幸福な結婚を象徴する、非常に「縁起の良い吉祥文様」です。貝桶とは、平安時代から続く「貝合わせ」という遊びで使われた蛤（はまぐり）の貝殻をしまうための豪華な箱のことです。一対のぴったりと合う貝殻は生涯を共にするパートナーを意味し、理想的な結婚を願う気持ちが込められています。

振袖に描かれる貝桶の柄は、豪華な装飾が施されていたり、他の縁起の良い花（桜・菊・松）と一緒に描かれたりすることが多く、振袖を着る方の「幸せな未来」を願う気持ちが表現されています。

薔薇：ばら

薔薇は西洋において「愛」と「美」の象徴とされてきました。そのため、振袖の柄としても振袖を着る方の美しさや華やかさを引き立てる意味合いが込められています。また、薔薇の柄はその色によって意味合いが異なるのが特徴です。ピンクの薔薇は上品さ・淑やかさ・可愛らしさ。白い薔薇は清純・尊敬・無垢。青い薔薇は奇跡・夢が叶うという意味があります。

いかがだったでしょうか。

振袖の柄一つひとつに、お嬢様の幸せを願う親の気持ちや、晴れの日にふさわしいお祝いの意味が込められています。振袖を選ぶ際は、色やデザインだけでなく、そこに込められた素敵な意味にも注目してみてください。きっと、運命の一着に出会えるはずです。

ご自身の願いや思いを象徴する柄を見つけて、世界に一つだけの着こなしを楽しんでくださいね。