《振袖これチェック!》振袖の「袖の長さ」にも種類がある?大振袖・中振袖・小振袖の違いを解説 深谷本店
成人式といえば、美しく長い袖が印象的な“振袖”。
でも実はこの「袖の長さ」にも種類があることをご存じですか?
「大振袖」「中振袖」「小振袖」と呼ばれる3つのタイプがあり、それぞれに合うシーンや着こなしが違うんです。
今回は、初めての方にもわかりやすく、振袖の袖の長さによる違いと選び方を解説します!
そもそも「振袖」ってどういう意味?
振袖は、未婚女性の第一礼装として最も格式の高い着物。
その名の通り、「袖を振る」=「良縁を招く」「清らかな心を表す」という意味が込められています。
成人式や結婚式の参列、謝恩会などで着られる華やかな衣装ですが、実はその用途やフォーマル度に合わせて袖の長さが変わります。
袖の長さで変わる3つの「振袖」
| 種類 | 袖丈の目安 | 主な着用シーン | 格式(格の高さ) |
|---|---|---|---|
| 大振袖 | 約114cm前後(三尺) | 婚礼衣装(花嫁)、舞台衣装 | ☆☆☆(最も高い) |
| 中振袖 | 約100cm前後(二尺七寸) | 成人式、結婚式のお呼ばれ、結納 | ☆☆ |
| 小振袖 | 約85cm前後(二尺三寸・二尺袖) | 卒業式(袴と合わせる)、パーティー | ☆ |

① ☆☆☆【大振袖(おおふりそで)】
・長さの目安: 約114cm前後(身長や仕立て方により変動)
・特徴: 振袖の中で最も袖が長く、裾を引いて着用するのが一般的です。その優雅で豪華な姿は、格の高さと最高の礼装であることを示します。
・主な着用シーン: 現代では主に花嫁衣裳(お色直しや前撮りの白無垢・色打掛)として着用されます。
・豆知識: 着物の袖の中で最も長く、その分、生地も贅沢に使われているため、格式も最も高くなります。
裾を引く「引き振袖」として着られることも多く、華やかで格調高い印象になります。
成人式で大振袖を選ぶ方は少数派ですが、写真撮影などで特別感を出したい方にはおすすめです。
その長い袖が動くたびに揺れ、まるでドラマの主人公のような存在感を放ちます。

② ☆☆【中振袖(ちゅうふりそで)】
- 長さの目安: 約100cm前後
- 特徴: 成人式の会場で最もよく見かける、振袖の代表格です。袖が足首近くまでありますが、大振袖ほど長くないため、歩きやすく、未婚女性の第一礼装として格式と実用性のバランスが取れています。
- 主な着用シーン: 成人式、ご友人の結婚式・披露宴へのお呼ばれ、結納、謝恩会など。
- 豆知識: 成人式で着る振袖を探している方は、この「中振袖」がメインになると覚えておくと選びやすいでしょう。
デザインのバリエーションも豊富で、古典柄からトレンドカラーまで、自分らしさを表現しやすいのが魅力です!
ポイント
成人式や前撮りでは「中振袖」がおすすめ!
華やかで上品な印象を保ちながら、動きやすく写真映えもばっちりです。

③ ☆【小振袖(こふりそで)/ 二尺袖(にしゃくそで)】
- 長さの目安: 約85cm前後
- 特徴: 振袖の中では袖が最も短いタイプです。動きやすく、袴と合わせたときのバランスが非常に良いのが特徴です。可愛らしく、軽やかな印象になります。
- 主な着用シーン: 卒業式(袴とセット)、カジュアルなパーティー、ちょっとしたお祝いの席など。
- 豆知識: 「二尺袖」という呼び名は、袖の長さが約二尺(約76cm〜85cm)であることに由来しています。卒業式の袴姿は、この小振袖と袴を組み合わせるのが定番です。
小振袖は、卒業式の袴スタイルやパーティーシーンなどでよく使われます。
「訪問着より華やかに、でも振袖ほどフォーマルすぎず」ちょうど良いバランス。
動きやすく、上品さを保ちたいシーンにぴったりです。
お嬢様の卒業式で袴に合わせる場合も、実はこの小振袖が多いんです!

あなたにぴったりの「振袖の袖丈」を見つけよう!
振袖の袖の長さは、そのままその着物の「格」につながります。
もしあなたが「成人式」のために振袖を探しているなら、基本は**「中振袖」を。「卒業式で袴と合わせたい」と考えているなら「小振袖(二尺袖)」**も視野に入れると選択肢が広がります。
袖が長いほど優雅で格調高く、短いほど軽やかで動きやすい。この知識を知っておけば、きっとあなたの目的やTPOにぴったりの、素敵な一着を見つけられるはずです!
もしご不明な点があれば、お気軽にスタッフまでご相談くださいね!

✿振袖選びのご予約はこちら✿
店舗情報
✿深谷本店
埼玉県深谷市仲町4-3
いせや:048-571-3161
KOMACHI:048-577-3746
(水曜・第一火曜定休)
ご来店予約
お電話
アクセス