東松山店 2025.10.27

【これで安心！】成人式に向けて振袖の点検と準備パーフェクトガイド

いよいよ成人式。一生に一度の晴れ舞台を飾る振袖は、最高の状態で迎えたいもの。ご自身の振袖をお持ちの方は式直前には必ず「点検」と「お手入れ」が必要です。今回は、成人式当日を後悔なく迎えるために、絶対にやっておくべき振袖の点検・準備とクリーニングのポイントを徹底解説します。

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1. 振袖の「最終点検」は式の2週間前までに完了させる

振袖一式を受け取った後、またはタンスから出した後、遅くとも式の2週間前までには以下の項目をチェックし、問題があればすぐに対処できる余裕を持ちましょう。直前ではクリーニングや修繕が間に合わない可能性があります。

1-1. 全てのアイテムに汚れやシミがないか 振袖、長襦袢、帯、帯揚げ、帯締め、重ね衿、そして足袋に至るまで、全てを広げて、明るい場所で入念に確認します。特に見落としがちなのが以下の箇所です。

袖口と袂（たもと）の裾: 意外とホコリや薄いシミが付着しやすい場所です。
衿（えり）: ファンデーションや皮脂の汚れが付いていないか、裏側までチェック。
裾（すそ）: 屋外で着用したことがある場合は、泥はねや砂ぼこりが付いていることがあります。
長襦袢の袖: 振袖の袖から覗く部分に黄ばみがないか確認。

1-2. 畳みジワや保管ジワがないか 長い期間畳んで保管されていた振袖には、どうしても深いシワが付きます。シワが目立つと着姿全体がだらしなく見えてしまいます。

1-3. 金箔・刺繍・絞りなどの装飾に剥がれや破損がないか 華やかな装飾部分はデリケートです。剥がれや糸のほつれがないかを確認します。

2. シミ・シワを見つけたらプロに相談！

点検で汚れやシワを見つけた場合、自己流の対処は禁物です。特に振袖は高価でデリケートな絹製品。水分や摩擦でかえってシミを広げたり、生地を傷めたりするリスクがあります。

2-1. シミ・汚れは「京洗い（丸洗い）」や「シミ抜き」専門店へ ファンデーションや皮脂などの汚れ、飲み物などのシミを見つけたら、すぐに「和装専門のクリーニング店」に相談しましょう。洋服のクリーニングとは異なり、振袖は専門的な技術が必要です。特に「カビ」や「古いシミ」は、プロによる特殊なシミ抜きが必要になります。

2-2. シワには「プレス加工」または「低温アイロン」 深い畳みジワは、プロの「仕上げプレス」で美しく整えることができます。自宅で対処する場合は、必ず「当て布」をし、ごく低温のドライアイロンで、優しくシワを伸ばす程度に留めましょう。蒸気（スチーム）はシミや縮みの原因になるため、基本的に避けるべきです。

※当店では振袖クリーニングを承っております。お気軽にご相談ください。