着物を着る日を作ると、暮らしがちょっと特別になる

こんにちは。
いせや呉服店グループ　女将です。

朝晩は冷え込み、日中との寒暖差を感じる季節となりました。
皆さま、体調を崩されていませんか？
秋の深まりとともに、成人式や卒業式の準備も本格的になってまいりましたね。

お出掛けを計画されている方も多いのではないでしょうか。

普段は洋服で過ごしている方にとって「着物を着る機会ってどんな時？」という疑問を持つ方は多いですよね。

実は着物には、シーンに合わせてたくさんの種類と着るタイミングがあるんです。
今回は、着物の基本的なTPO(着る場面)について、専門店の目線からわかりやすくご紹介します。

これを見て、皆様がもっと着物を着ることに興味を持っていただけますと幸いです。

成人式や結婚式などの”ハレの日”には振袖

まず代表的なのが、成人式や結婚式などのお祝いの場。
未婚女性の第一礼装である振袖は、華やかな柄と長い袖が特徴で、一生に一度の節目を美しく彩ります。
成人式のほか、親族や友人の結婚式、パーティーなどにも着用できます。
華やかさを演出したいフォーマルな場面に最適です。

お出掛けや観劇、食事会には小紋・紬

「もっと気軽に着物を楽しみたい」という方には小紋(こもん)や紬(つむぎ)がぴったり。
カジュアルな柄や織りの着物で、街歩きやお食事会、観劇などに最適でえす。
洋服でいう”ワンピース”ののような感覚で、上品さと特別感をプラスできます。
季節の色柄を選べば、お洒落度もグッとアップ。

※小紋(こもん)とは
全体に同じ模様(細かい柄)が繰り返し描かれたカジュアル着。
現代風のコーディネートも楽しめるので始めての「おしゃれ着物」としてオススメです。
※紬(つむぎ)とは
絹糸を「つむいで」織り上げた生地で、独特の風合いと温かみがあります。
柄は織りで表現されるため、落ち着いた印象で普段使いに最適です。

入学式・卒業式・結婚式のゲストには訪問着・付下げ

フォーマルなシーンで活躍するのが訪問着(ほうもんぎ)や付下げ(つけさげ)。
上品な柄付けで、入学式・卒業式、結婚式のゲストとしても安心して着られます。
「華やか過ぎず、落ち着いた印象でありたい」という大人の女性に人気の装いです。

※付下げ(つけさげ)
訪問着より控えめな柄付けで、柄がつながらないのが特徴です。
シンプルで清楚な印象の準礼装となります。
「上質な日常着」として選ばれる方も多い人気の一枚です。

七五三やお宮参りなどの家族行事にも～色無地・訪問着

お子様の七五三やお参りなど、家族の記念日にも着物はぴったり。
お母様が訪問着や色無地を着られると、写真映えも抜群で、思い出に残る一日になりますよ。
ご家族で着物を楽しむ方も年々増えています。

※色無地(いろむじ)とは
無地染目の着物で、柄がない分、帯や小物で印象を自在に変えられます。
一つ紋を入れると準礼装、もんがなければ略礼装や普段着にも。
フォーマルにもカジュアルにも対応できる万能きものです。

まとめ：着物は”特別な瞬間”をさらに美しくしてくれる

着物は「決まりごとが多そう」と感じるかもしれませんが、大切なのは”その日を丁寧に過ごしたい”という気持ち。
そんな想いを着物が形にしてくれます。

「着物を着ることができない」
「着付けは難しそう」
と皆さん諦めていませんか？？

自分で着物を着られるようになりたい…と着付けにご興味がある方、とても増えています。

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2026年1月に開催される成人の式典まであとわずか。

いせやグループの各店のスタッフブログではオススメの髪型やメイク、成人式や前撮りについてを詳しくご紹介しています。
是非ご覧くださいね。

いせやグループをご利用のお客様の多い地域の『成人式情報』をまとめたページも要チェックです。

成人式までの準備は意外とやることが多いものです。
振袖をまだ決めていない方はまずは衣裳を用意しているお店へ行き、振袖の試着を行いましょう。

皆様の成人式が素敵な思い出になりますよう、準備を進めていきましょう。

それではまた次回の更新で

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