深谷本店 2025.11.22

2027年度・2028年度成人必見！「ママ振袖」を着るときの注意点＆アレンジアイデア　深谷本店

こんにちは(^^♪いせや深谷本店の横村です！

成人式の振袖選び。お母様やお祖母様が大切にされてきた「ママ振袖」という選択肢は、レンタルや購入にはない特別な魅力があります。それは、世代を超えて受け継がれる家族の愛と、その振袖が歩んできた歴史を纏うということ。
ただし、ママ振袖には「チェックすべき点」や「アレンジ次第で劇的に雰囲気が変わるポイント」など、事前に知っておきたいことがたくさんあります。
そこで今回は、ママ振袖を安心して着るための注意点と、今っぽくアップデートするアレンジアイデアを総まとめ！
2027年度・2028年度にご成人式を迎えられるお嬢様・ご家族様でママ振袖をお考えの方は是非参考にしてみて下さいね(*^^*)

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Chapter 1：【まず確認】着る前にチェックしたい重要ポイント

お母様の振袖をそのまま着る前に、必ず確認していただきたい大切なポイントがあります。これを見落とすと、当日になって慌てることになりかねません。

1. 振袖の状態チェック（シミ・汚れ・カビ・ニオイ）

長期間保管されていた振袖は、目に見えないところで劣化が進んでいる可能性があります。

シミ・カビ：特に目立ちやすい襟元、袖口、裾、帯などを広げて確認しましょう。古いシミは専門の技術でなければ落ちません。
変色：肩や折り目に沿って、全体的に色が薄くなっていたり、黄ばみが出ていたりしないか確認します。
虫食い・ほつれ：目立たないところに小さな穴が開いていないか、刺繍や金箔の剥がれがないかもチェックが必要です。

注意点：ご自宅での無理なシミ抜きは、かえって振袖を傷める原因になります。少しでも不安を感じたら、いせや呉服店にお持ちください♪いせや呉服店では、着物クリーニング専門士が在籍しており、丁寧に着物の状態を確認させて頂きます。

2. サイズの確認（丈・裄丈・身幅）

振袖は洋服と違い、少しのサイズの違いで着姿の美しさが大きく左右されます。また、昔の仕立ては、今よりやや小さめの傾向があります。

裄丈（ゆきたけ）：背中の中心から袖口までの長さ。これが短いと腕が露出し、「つんつるてん」に見えてしまいます。
身丈（みたけ）：身長に合っているか。おはしょり（帯の下でたくしあげる部分）を美しく出すために重要です。
身幅（みはば）：体型に合わせて前後の幅が合っているか。

たとえ身長が同じでも、体型や腕の長さは異なります。今のあなたに合わせた「寸法直し（お直し）」が必要になることが多いです。お直しには時間がかかるため、できるだけ早く専門家に相談しましょう。
また、身長差によってはお直しが難しい場合もございます。その場合は、お嬢様用の振袖の購入やレンタルを考えましょう。

3. 必要な小物の確認（不足・劣化しているもの）

振袖一式が揃っていても、帯締めや帯揚げ、草履バッグ、長襦袢などの小物が「昔のデザインで古く見える」「劣化している」「足りない」という場合があります。

長襦袢は、サイズが合わないと振袖の着崩れの原因になります。
特に注意したいのが草履・バッグ。草履は素材が経年劣化しやすく、見た目はきれいでも、当日歩いた瞬間に“パカッ”と壊れることも…。
バッグの金具のゆるみや、中の生地の劣化もよくあります。

当時は使っていなかった三重仮紐（帯の変わり結びに必須）なども、今風のアレンジには必要不可欠です。
小物は新品に替えることで、コーデの印象もぐっと華やかに。
いせやでは、ママ振袖に合う小物のご提案も豊富に行っています♪

4．帯の状態チェック

古い帯は「芯が弱る」「金糸がはがれる」などのトラブルが出やすい部分です。
帯は着姿の印象を左右する大切なアイテムなので、必要に応じて
・帯クリーニング
・帯の仕立て直し
をご提案させていただきます。

Chapter 2：【魔法のアレンジ】“ママ振袖”を今っぽく可愛く♡ アレンジアイデア集

ママ振袖が持つ上質な生地や古典柄の美しさを活かしつつ、最新のトレンドを取り入れて「今っぽい」着姿を実現しましょう！

❀アレンジの主役！印象をガラリと変える「小物」チェンジ

振袖本体を変えなくても、帯周りの小物を変えるだけで、驚くほど雰囲気が一新します。

1. 衿元にトレンドを凝縮：半衿・重ね衿

顔周りに最も近い半衿と重ね衿は、「今っぽさ」を演出する最重要アイテムです。

小物	今どきトレンドアイデア
半衿（はんえり）	刺繍が入った華やかな衿。最近では、ビジュー付きの半衿やリボン半衿等もあり、大人っぽいから個性派まで様々な雰囲気に。
重ね衿（かさねえり）	くすみカラー（グリーン、ブルー、ピンク）や、フリル、レース、パール、キラキラのビジュー付き、多色使いのデザイン。黒の振袖にはあえてレースの黒を合わせてレトロな統一感を出すのもおしゃれ。

2. 帯周りを華やかに：帯締め・帯揚げ

シンプルなママ振袖こそ、帯周りでボリュームと色味をプラスしましょう。

小物	今どきトレンドアイデア
帯揚げ（おびあげ）	ニュアンスカラーやくすみ系（ベージュ、グレー系）を取り入れる。鹿の子絞りなどでボリュームを出し、波結びやリボン結びで可愛らしくアレンジします。
帯締め（おびじめ）	飾り付き（パール、花モチーフ）の太めの組紐タイプが主流。ハート型やクローバー型など、立体的な結び方をすることで、帯結びに負けない存在感を演出できます

3. 足元・手元で遊ぶ：草履・バッグ・その他小物

昔ながらの草履とバッグのセットをあえて変えることで、一気に現代風になります。
レース・パール・くすみカラーなどの草履バッグは、ママ振袖との組み合わせで一気に“令和の振袖コーデ”へ！
最近では、厚底(底高)の草履も人気です！
厚底の草履でスタイルアップ！あえてブーツを合わせる「大正ロマン風」アレンジは、SNS映えも抜群です。