鴻巣店 2024.02.15

これをするだけで振袖が汚れない！振袖を着た際の注意点をご紹介します　鴻巣店

皆様こんにちは。
いせや鴻巣店の清水でございます。

まだまだ寒い日が続きますね。
普段から肌が弱く、夏場は汗かぶれに冬は乾燥に悩まされているのですが、今年初めて寒冷蕁麻疹に悩まされております。
手の甲がやけどをしたように赤くなってしまっていて、早く治ってほしいと思うこの頃です。
ほんとに春が待ち遠しいですね。

さて、2024年の成人式が終了し、今年の3月からは2025年に成人式を迎える方の前撮り撮影が始まって参ります。
ご購入やお持込のお振袖の方は、前撮り撮影後に着用したまま外へお出かけすることも可能です。
ですが、外出先などで大切なお振袖を汚さないためにも、前撮り撮影前に今知っておくべき振袖を着用した際の注意点についてご紹介いたします。
ぜひ、参考にご覧くださいませ。

また、いせや鴻巣店では振袖の内覧のご予約も受付中です。
2月現在、2025年・2026年にご成人を迎える皆さまから、沢山ご予約をいただいております。

お振袖ご予約はこちらから

振袖を着た時はどんなことに注意するべき？

振袖などのお着物は普段着る洋服と違い、気をつけなければいけない所がいくつかございます。

・襟
・袖口
・振りや袂(たもと)
・裾(すそ)

着物は正絹と言い、絹で出来ている為、洋服のように自宅で簡単に洗濯をすることはできません。
汚れが大きければ大きいほど、お値段もかかります。
どんな場面でどのように気をつけるべきか、ご紹介いたします。

どの場面で何を気をつけるべき？

・車の乗り降り
・椅子に座るとき
・階段の昇り降り
・お手洗いに行くとき

上記のような場面の時は、気をつける点がいくつかございます。

車の乗り降りでの注意する点

普段は片足ずつ車の乗り降りをすると思いますが、着物を着た際は片足ずつではなく両足で乗り降りをします。

その際に・・・
・振りや袂(たもと)の部分を足で踏んだり、車のドアに挟まないようにする
・雨が降った後などで、車体が濡れている時は着物がつかないようにする
など、上記のことに注意が必要です。

車に乗り降りするときのポイント

①利き手と反対側の腕に、振袖の振りの部分をかけます。
こうすることにより、振りや袂(たもと)部分を車のドアに挟んだり、足で踏んでしまうという心配もございません。

②着物姿で車に乗る際は、最初にお尻を座席につけ、両足をまわして乗ります。
また降りる際は、先に両足を外に出し立ち上がり降ります。乗る際や降りる際は、頭をぶつけやすいので注意しましょう。

【雨の日などは車体にも注意】

雨が降ったあと、車体は濡れています。また、雨に泥が混ざっている場合もございます。
着慣れない振袖で車に乗ることは大変ですが、なるべく車体には触らないようにしましょう。雨上がりなどに、外を歩く際も泥はねなどに注意が必要です。
絹は水分に弱く水に濡れると縮んでしまったり、しばらくクリーニングに出さずそのまま放置してしまうと黄変やカビに繋がります。
大切なお振袖を綺麗なまま保つためにも、クリーニングは早めに出すことがおすすめです。

振袖クリーニングのアフターサービスやプランについてのブログはこちら

椅子に座る時に注意する点

日常生活で椅子に座る時は特に気を使うことはありませんが、着物を着用した時は普段通りに座ってしまうと着崩れや汚れの原因になります。

･足で袂(たもと)を踏まないように、踏まれないように気をつける
･帯を潰さないように気をつける
など、上記のことに注意が必要です。

椅子に座る時のポイント

①袂(たもと)や振りの部分を膝の上に乗せましょう
振袖の袖はとても長く、ご自身で踏んでしまったり他の方に踏まれてしまうこともございます。
前撮り撮影が終了しご自宅やご親戚様のご自宅に行く際や、車に乗る際、成人式当日の式の最中など椅子に座る際は、ご自身の膝の上に乗せるようにしましょう。
そうすることで、踏んでしまったり踏まれずに済みます。

②帯を潰さないように浅めに座りましょう
いつも通りに深く座ってしまうと、綺麗に仕上がった帯が潰れてしまいます。
手に持っていたバックを背もたれに置き、椅子は浅めに座ることで、帯も潰されず綺麗に保つことができます。

階段の上り下りの注意する点

こちらも日常生活では、特に気をつけることはありませんが、振袖を着た際には注意する点がございます。

・足で袂(たもと)を踏まないように注意する
・裾を踏まないように注意する
など、上記のことに注意が必要です。

階段の上り下りをするときのポイント

①利き手と反対側の手でバックなどを持ち、腕には振袖の袂(たもと)の部分をかけましょう。
袂(たもと)の部分を腕にかけることによって、階段を上り下りする際に、ご自身の足で踏んでしまうことを防ぎます。

②空いた片手は、上前の側面部分を軽く持ちましょう。
空いた片手で振袖の上前部分を軽く持ち上げることにより、裾を踏んでしまうことを防ぎます。
そして、階段を上り下りする際は、1段ずつゆっくり進むと安心です。

お手洗いに行く時・手を洗う時の注意点

お手洗いの選び方や入り方、手を洗う際などにも注意点はございます。

・和式ではなく、洋式を選びましょう
・手を洗う時は、袖口などを濡らさないように注意しましょう
など、上記のことに注意が必要です。

お手洗いに行く時・手を洗う時のポイント

①袂(たもと)同士を2回縛りましょう
縛ることで、袂(たもと)が床についてしまったり踏んでしまったりと、汚さずにスムーズにお手洗いを済ませることができます。
きものクリップなどを持っている場合は、袂(たもと)部分を襟にとめてもらうと安心です。

②振袖・長襦袢・裾除けの順番にめくりましょう
スカートを履いた時のように、いっぺんにめくり上げるのではなく、一枚ずつめくることで着崩れ防止に繋がります。
また、元に戻す際は、めくり上げた時と逆から下げていくことで、綺麗な元の状態に戻ります。

③手を洗う際は袖口を折り返しましょう
洗面所で袖口などが濡れるのを防ぐため、折り返してから手を洗うと濡れずに済みます。
そして洗う際も、袖口が付いていないか確認しましょう。

④ハンカチは事前に用意し、襟元などに挟んでおきましょう
着物を着てお手洗いに行く際は、ハンカチを使うように心がけましょう。
特に成人式会場など、沢山の方が着物を着ている場所などでは、濡れた手を振る行為は避けた方が良いです。
また襟元などに挟んでおくことで手を洗ってからすぐに水分を拭くことができます。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。

・車の乗り降り
・椅子に座るとき
・階段の昇り降り
・お手洗いに行くとき

上記のような場面は、前撮りの際にも関わらず、成人式当日でも注意が必要です。
大切なお振袖を綺麗に保つためにも、立ち居振る舞いは覚えておくと便利です。

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